| 『安田裁判の現在』集会,『庄や』 |
オウム真理教の麻原彰晃の主任弁護人で、顧問会社に資産隠しを指南したとして 強制執行妨害罪に問われた安田好弘さんの論告求刑(2年)が昨日あって、 今日は文京区民センターにて『論告求刑にたちむかう! 安田裁判の現在(いま)』集会。 支援パーティーかと思っていたら、違った。18:00からだが着いたのは19:30。 『特捜検察の闇』などを書いたジャーナリストの魚住昭氏の講演の質問タイムが終わるところだった。
宮崎学さんを「兄弟」と呼ぶYさんは昨日の公判を傍聴して、 検察のあまりにもふざけた態度に傍聴人が詰め寄って 「どぅあー言うたってなあー、面白かったわー」。
『内部告発―権力者に弓を引いた三人の男たち』の著者今西憲之氏の話。 国民のヒーロー、正義の味方扱いされた中坊公平が住管(整理回収機構)を使ってやった悪事について。 安田さんの冤罪事件と、検察腐敗の内部告発を妨害するために逮捕された三井検事の事件の共通点など。
最後に安田弁護士の話。 昨日の検察側の論告求刑では「自己の刑責を全く顧みない被告人には、真摯な反省の態度は微塵も見られず」と罵倒されたらしいが「私は全く反省などしません」。会場笑い。
「論告を聞いて『勝てる』と思った。しかし裁判所を相手にしては勝つのは非常に困難。 最近の裁判所は債権者の立場に立とうとしている。経済的論理を追求する場となっている。 債権者に告げずに引越、転職したら強制執行妨害とされる。 そうであるならば私のやったことは有罪となるだろう。 今、年に3万人が自殺している。生命保険で借金を清算するための自殺が多い。 間もなく自殺で保険は降りなくなる。そうしたら人は犯罪に向かうしかなくなる」。 会場凍る。 しかし「共存共生を経済のみならず日常生活まで押し広げる。やっていく」 との言葉に会場大きな拍手。
一番驚いた話。論告求刑の昨日は開戦の日でもあった。 「私はある男のことを思い出しました。その男とは麻原彰晃であります。 1995年、弁護人として接見しました。 そのとき彼は『2003年、アメリカが戦争を始める』と言った。 『世界戦争になる。私は2003年の広島に行って見て来た。 アメリカが宗教戦争を始めていた』と語った。 私は笑いました。その話を聞いた3ヵ月後にイスラエルのラビン首相が暗殺されて 麻原は『これがハルマゲドンだ』と言った。 その時2003年をこのように言った評論家はいない。麻原はこの話を前からしていた。 これは洞察なのかひらめきなのかわからないが、当っている。 それを検察は『不安感を煽って醸成させて布教している"詐欺師"』と言った。 このこと一つをとっても名誉を回復されてしかるべき。 あれだけ多く罵られた人こそ復権しなければならない」
オウムがラビン首相暗殺を『ハルマゲドン』と言ったのは知っていた。 その時はなんて無茶苦茶なこじつけだ、と思った。 今、この話を聞いても麻原の名誉が回復されるべきとは考えないけど、 安田弁護士が事実を示して麻原の弁護をするのは当然の仕事だ。
そしてどの弁護士も嫌がった麻原の弁護を引き受けた安田弁護士を 「あの人は他の弁護士と全然違う!あんな弁護士はいないよ」と皆が言い、 応援するのも当たり前だ。 それ故権力に睨まれて嫌がらせを受けるのも覚悟の上で、本当に強い人だ。
安田裁判について詳しくはこちらを。 http://www.siri.co.jp/~koyanagi/diary.html
集会終了後、Yさんと、Yさんの友人で『泪の旅人〜ならず者出獄後記』という本を書いたたけもとのぶひろさんと、その本の編集者Sさんと『庄や』。 3人とも獄中経験があり、裁判、弁護士については豊富な経験をお持ちである。 Yさんとたけもとさんは声が大きく、関西弁でガンガン喋る。 そのたけもとさんに「あんた、よく飲むねえ」と言われる。 私が一番飲んだかもしれないが、払ったのは700円。ご馳走様でした。
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2003年03月21日(金)
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