| タイマッサージ,イタリアン『OVVIO』,映画『モンスーン・ウェディング』,タイ料理『トンクルアン』,トラブル発生,NH916便 |
今朝も鳥の鳴き声に起こされる。 カーテンを閉めたまま窓をドンドンやっても飛んでいかないので頭に来る。 思いっきり叩く。いなくなる。寝る。 離れたところでバルコニーの手すりをカンカン叩いている音が聞こえる。 従業員か誰かが手すりにとまった鳥を追い払っているのだな。目が覚めてしまう。
本日帰りの空港までタクシー同乗予定のD2さんと8時に朝食。 お互いの行動予定の確認と、待ち合わせを決める。
タラホテルのバイキングはなかなか美味しい。 97年に泊まったモンティエンホテルは歓楽街に近くて怪しげだった。 鳥の声ではなく工事の騒音に悩まされた。
電脳キツネ目組Mさん推奨の、ノボテル・ロータスの前のタイ式マッサージ店に行く。 1時間200バーツ(約700円)。うまいし、安いし、マッサージ師同士でベチャクチャ喋り続けたりしないし、「チップ、チップ」と要求しないし、とても良かった。 部屋がものすごく寒かったけど。
ウィークエンド市場にも興味があったのだが、 私はファッション発信地サイアムの方にする。 ここは渋谷のような感じの街で若者がいっぱい。 かっこいい美容院もあって、昨日の失敗が悔やまれる。
映画館が幾つかあるので、何をやってるか見てまわって 『モンスーン・ウェディング』に決める。
上映までの時間にサイアム・ディスカバリーというファッションビルの中の『OVVIO』というカジュアルイタリア料理店でワインとスパゲティ。美味しかった。
映画は100バーツ(約350円)、指定席制。 日本だと上映時間から予告編を見て、本編が始まるが、 タイでは予告編の後、本編前には全員起立して国王の表敬式があるらしい。 これはどんな映画でもやるのか?暴力的なのやいかがわしい映画でも?と思ったら タイではいかがわしい映画は上映できないそうだ。
どうりで『モンスーン・ウェディング』でも妙なところでぼかしが入る。 出演者は服を着て部屋で普通に話しているだけなのに。 多分よくあるインドの男女が合体している置物かなんかが背景に見えているんだろうな。
英語の字幕もあるし、筋もだいたいわかるので『モンスーン・ウェディング』にしたのに ところどころタイ語の字幕しか出ない。 ???と思ったらものすごいインド訛りの英語だった。 上流階級はインド人同士でも英語を喋るのか?
映画は面白かったが、隣の人が鼻息ブービーしてうるさい。 たまたま空いていたので席を2個移動。 そしたら前の席の人が頻繁に携帯メールチェック。もう、眩しいじゃないか。
タイ在住のKさん夫妻と待ち合わせしているトンロー駅に向かう。 時間が余ったので本屋、雑貨屋を覗く。
最後の食事はKさんお薦めのタイ料理店『トンクルアン』。 電脳キツネ目組の面々と総勢9人。 Kさんがいろいろ頼んでくれ、鍋を作ってくれ、タイの中国漢方薬の先生の話など。
荷造りとお土産買い物のためこの食事に参加できなかったD2さんとの待ち合わせ(20:30) があるので一足先に失礼する。ギリギリの時間になる。 荷物はまとめてあったのでチェックアウトして、タクシー呼んで、と思ったら、 ホテルのフロント女性が「チェックアウトは12:00よ。もう1泊分払って頂戴」と言う。
「なにー?出発まで部屋は使っていいって聞いてるよ」 「誰が言ったの?」 「旅行会社がペーパーくれた」 「見せて」 「日本語で書いてあるよ」 「とにかくチェックアウトは12:00なんだから延長分を払って」 「嫌だ」 「払わなきゃ帰れないわよ」 「なんだよそれは!」(日本語)
D2さんは「たぶん無理ですよ。お金貸しましょうか」と言ってくれるが、 借りたら返さなくちゃいけない。 フロント女性はD2さんのクーポン券を出して説明しようとするが、私は聞かない。 「私たちは一緒じゃない。彼女のケースは知らない。私は旅行会社から言われてる!」 ホテル側も一歩も引かない感じ。D2さんの飛行機の時間が迫っているので、 申し訳無いが一人で空港に行ってもらう。
困った。すがるような気持ちで先ほど別れたタイ在住のKさんに電話する。 フロント女性に「ここに電話して」と言ったら「1分20バーツ」と言う。にくったらしい! (注:公衆電話は3分1バーツ)
Kさんに事情を話すとホテル側に交渉してくれて、一旦支払いをすることになる。 カードでもいいというのでサインをしたら領収書をくれない。 「旅行会社と話がついたらカード会社に請求しないから」 「でも1854バーツを4854バーツに書き換えられたりしたら困る」 「そんなこと絶対しない!信じてください」 「んー、なんか書いて。私は何も持ってないじゃない」 と言ったら冷蔵庫のミネラルウォーター代40バーツ(約140円)を支払わされ、 フロント女性が名前を書いた名刺をくれる。 まあいいけど。いや、いいのか?大丈夫か?なんでこんなことになるんだ?
興奮状態のままタクシーで空港に向かう。運転手が横浜に4年いたことがあるらしく いろいろと話し掛けてくる。こちらは気が動転していてろくな受け答えが出来ない。 「タイ好きですか?」「うーん、好きかなあ。まあ、はい、好きです」 「バンコクどうですか?」「空気が汚い」
空港に着いてチェックイン。空港利用料が足りなくなったのでまた両替。 水を飲んで少し落ち着く。Kさんには大騒ぎして迷惑かけてしまったと反省。 私は前から知っているが、Kさんにしてみれば私などほとんど初対面の人間なのに。 だけど本当に助かった。有難うございました。
帰りの便の映画も、12歳ぐらいの少女が魔法のバッシューを手に入れNBAで大活躍、みたいなつまらないもの。 深夜のフライトなのに何故?いかがわしい映画が上映できないタイ便だから?
2時間ぐらいは寝ただろうか。7時ぐらいに成田着。
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2002年11月17日(日)
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