あまり長くはない時間お酒を飲んで久しぶりにあの人と村上春樹の作品について話をした。ひとつひとつは鮮明に覚えているのに、タイトルがどうしても思い出せなくて、長々と部品部品を繋ぎ合わせてる時間が何だか楽しかった。本当はあたし自身が心の底から幸せな時以外にあの人と話をするのは止した方がいいんだろうな。なんて、漠然とあの綺麗過ぎる指を見ながら考えた。at「more」