彼の言葉に吐き気がしたのは否応もない事実。でも言葉に出来ないなら何もするべきじゃなかったんだ。あたしは嘘をついた。何がしたかったのか。何を言って欲しかったのか。第三者まで巻き込もうとしたそれに意味などあるのか。もう訳が理解らない。自分も理解らない。でも、二度と会わない。止まる術ない負の増殖と今日も浅い眠りへいざ行かん。せめて最愛の夢を。