ありふれた日常

2001年05月11日(金) 雨が降る

とても単純に「会わなければ良かったのに」
なんて呟いてみる。
それは自分で驚く位、はっきり声になっていて
あたしは苦笑いした。

こんな時は、楽しいとか嬉しいとか
何で忘れちゃうんだろう。
でも、何を思い出せばいいんだろう。
記憶に刻まれていたモノは、今ずいぶん曖昧だ。

身体に刻まれたモノの方が、残るんだなぁ。
体温とか、感触とか、匂いとか。
想い出すと痛みをずいぶん伴うけど。

ろくでもないあたしは、波にさらわれない。
ただそこを漂うだけ。

今日も雨。
桜、、、散るじゃない。

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

novel 花村満月「夜を撃つ」


 < 過去  INDEX  未来 >


AMI [Mail] [Lifetime] [Colors]

My追加