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おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざ DiaryINDEX|past
著者の主張する「戦後改革は戦時中に反東条派が結集して行ったのであり、20年代への復旧を意図するものであってGHQの指導無くとも達成しえた」という結論はやや首を傾げるが、本書の動機付けといえる「アフガンやイラクで見られるアメリカの武力制裁と戦後復興政策は日本における「成功例」をモデルケースとしており、その考え自体に大きな勘違いがある」という考え方自体には共感できる。問題提起の書としての新書本来の読み方をするならなかなか刺激的な書。
べっきぃ
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