非常に簡にして潔。平にして明。本日の通勤時間往復2時間足らずで200p読了。文章はもう少し噛み砕けば岩波ジュニア新書に入れられるほど。特にずば抜けて鋭い指摘はないものの、文化人類学者という異文化理解の専門家が「境界の時間」という文化人類学の概念を用いて異文化の接し方と理解の仕方をやさしく指導してくれる。私はいわば「境界の時間」に潜るためバックパッカー旅行をいい年こいて繰り返しているのだ。 ちょうど高3で、MO受験とか推薦入試で「国際関係学部」とか「国際経済学部」とかを狙っている人には正に必読書。あー、俺もタイにいって坊さんになりたくなってきた。