おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざ
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| 2006年06月13日(火) |
中公新書『ヒトラーの振るえ、毛沢東の摺り足』読了 |
まずは白状します。
本日まで私はセルジオ越後なるサッカーチームがあると信じて疑いませんでした ……人名なのね。
ともかく上述書。医学的検地から歴史上の著名人の晩年の状況を分析したこの本。パーキンソン病に苦しむヒトラー、脳卒中で倒れながらもまともな医者を近づけなかったスターリン、筋萎縮性側策萎縮症という当時には治療不可能な難病にかかりながらも政治的配慮からその病名を認めなかった毛沢東と、彼を利用していった4人組、などともっと早く病で死んでいたら……という独裁者達の末路。 大して病床に倒れ、国内世論の統一に失敗し連盟批准に失敗したウイルソン大統領、大戦終了直前に、わずか3ヶ月間しか副大統領経験の無い上にいざという時に自分の後継者としてのレクチャーを何もせずままトルーマンに全てをゆだねて死んだルーズベルト大統領(そしてトルーマンはルーズベルトの方針を鵜呑みにし「全面降伏」「原爆投下」へと突き進んでいった)と、後半年天が寿命を与えていたら世界は少しはマシになっていただろうに……と思わせる人物の病歴も扱われていてなかなかに楽しめた良作なり。
べっきぃ
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