おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざ
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| 2005年09月28日(水) |
SEVENNSWORDS観にいったわたしがかえってきましたよ。 |
感想。待ち時間1時間半・上映時間2時間半に対する補償並びに精神的苦痛に対する補償を払いやがれこんちくしょう!てなくらいつまらなかったです。 人生が楽しくて楽しくてしょうがない人・どうしようもない挫折感や徒労感を味わいたい人・敗北という言葉の意味を知りたい人は是非とも観に行ってください。
まあストーリーは悪の帝国に七人の剣士が立ち向かう武狭アクション、て「南総里美八犬伝」のような話、といえるわけですが。 なにがだめ、て肝心の主人公である七剣士のキャラが全く立っていない。最後の最後まで七人の個別認識が出来なかった。後編で1人が敵の捕虜にされて残りの6人が救援に行くんだけど、そんときまで捕虜にされたヤツがいたことすら気付かなかったくらいのキャラの没個性ぶり。 なんでも監督は「七人の侍へのオマージュ」みたいなこといってたが、お前はなぜ「七人の侍」が「七人」なのか知っていやがりますか。あれは「1人の人間に書き分けれる数の限界」だからなのですよ。しかも「七人の侍」ってよく見ると「五人の侍」なんすよ。ふたりは早々と戦死しちまうから実質五人しか活躍していないんですね。天下の黒澤が4時間以上の上映時間を持ちながらそれなんだから2時間半の作品で七人書き分けるなんて到底不可能。
しかも性格の書き分けが出来ていない上に肝心のアクションシーン、どいつもコイツも得物が剣なもんだから全く見分けがつかない。一応は分かっているみたいで何人かの剣には色々小細工して差別化を図っているんだけど、それなら最初からみんなの武器は別々の得物にしなさいって。そのくらいのことも気付かずカメラを廻していましたか。『南総里美八犬伝』の八犬士たちはそれぞれ刀・槍・長十手・手裏剣・丸太ン棒と違った武器を持ってちゃんと差別化が図られている。いっそのこと、高麗出身の剣士がいるんだから(韓国が出資しているんだろうな)、日本から来た浪人者とか南蛮の剣士ゴンザレスさんとかいたほうがまだメリハリがついて面白いだろうに。
そういうわけで基本的なキャラの差別化が図られていないのに、唯一わかりやすいブル中野風の敵の女幹部が死んだ時はこの後どうやって敵味方を見分けるか途方にくれてしまいました。 一体どこの誰だか分からない人がえんえん繰り広げるドラマ(しかもなんかくらいカメラワークばかりで矢鱈見難い)を見ることがどれだけの苦痛であることか。
しかも御粗末極まりないのがBGM。ラジー賞音楽部門受賞確実といっていいダサさ。せっかくの決戦シーンも一気にへっぽこな香り漂う代物に。 末代氏と一緒に行かなければ半分くらいで帰ったぞわしゃ。
末代氏によると近年のツイハーク監督作品は回をますごとにへたれぶりをましているのでそこを笑いにいくのがこの映画の正しい鑑賞法、ということなのですが……。 とにかくひさしぶりに時間をどぶに捨てた夕べでございました。
今日の一行知識 ○処女膜のあるのは霊長類とモグラだけ。
追記 阪神ついにマジック1!
べっきぃ
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