おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざ
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ただ今。現在31日の2時半です。 ついさっきまで江戸川河川敷まで行って月見ていました。 世間の皆様は球けり遊びに夢中になってご存じないでしょうが、今夜の0時30分から1時41分にかけてアンタレス食があったわけです。 アンタレス食といわれても困るでしょうが、つまりさそり座α星・アンタレスが月に覆い隠されて見えなくなる現象ですね。 12時ごろから河川敷に三脚・カメラ・双眼鏡・ラジオ・コーヒー入りの魔法瓶を持って待機。 どうも観測のコンデションとしては今一で、薄曇。形が判別できる星座といえば大熊座だけという環境。しかも肉眼では肝心のアンタレスすら判別できずとはあっては帰っても仕方が無いところだが、これしきでくじけないのがべっきぃの偉いところだ。双眼鏡で月を観望すると見えるんですね。月の7時の方向にポッチリとした赤い点が。霞に乱反射した月光にさえぎられている。南の天空に赤く輝き、「火星を侵すもの」としてアンチ・アレスの名を与えられている一等星が、月の真横だとこんな淡い光に。 それから粘ること15分。ふと、月光に吸い込まれるようにしてアンタレスは月面に消えました。いや月がうごいてアンタレスに覆いかぶさったわけですが大きさからして月に吸い込まれたように見える。 さてそれから待つこと1時間。何しろ曇り空なので双眼鏡で遊べる天体が木星くらいしかない。木星はしっかり見えました。ガリレオ衛星もイオ以外のカリスト・エウロパ・ガニメデははっきりと。そのほかはカメラで北斗七星を30分露光で狙ったり(手持ち装備では月の撮影は諦めた) まだまだ冷える3月の空、スキーウエアを着てたのがよかった。待つこと1時間強。1時39分から再び月観望再開です。今夜の月齢は21。つまり3分の2は出ているんですが陰の部分からアンタレスは出てくるはず。おおよその見当をつけて眺めていると現われましたよ。一見して虚無の暗闇に見える月の夜の部分の淵からぽっと赤い光点が。 ああ月の動きってこんなに早いんだなあ、本当に月の満ち欠けは太陽光線の陰によって生まれるんだなあ、そしていきなりの登場振り、月面には光線を拡散する大気はないんだなあ、という当然のことを改めて実体験してかなり感動。 十分満足しきったのでこれから寝ます。明日は職場の机の引越しだぐう。
べっきぃ
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