日々是無常。(直リンク禁止)
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| 2007年07月12日(木) |
底抜け踏んだり蹴ったり再び。←以後二度と起こってくれるな |
梅雨が来れば思い出す 土砂降り雨 濡れた靴♪
…などと替え歌作ってる場合じゃないんだってばさってば。たとえ来年以降確実に思い出すであろう事実でも。
事の起こりは昨日の夕暮れ。 ウチの薬局に、忘れた頃にときたまやって来る患者がもうすぐ業務終わるでって頃に処方箋持って来たのがすべての始まりでした。
ええと、腎臓内科の処方箋3枚組み。 …処方日数…42日分…1日3回飲む薬を126錠持ってかれる計算だわな。 そう思って見た3枚目。
液状フェノール 5ml ℓ-メントール 10g エタノール 300ml グリセリン 30ml
以上に、精製水を加え全量500mlとする 〜かゆい所に塗布〜
……コレ皮膚科の処方じゃねえの!?
いや、つうかウチの薬局にこんな薬ねえよ内科の町医者のたかが門前薬局に!!←いやパンピーは知らねえけどもそんな事
ぶっちゃけた話。 液状フェノールなんざ置いてる調剤薬局そうそうありません。 …まぁグリセリンやアルコールはわかる。メントールはキビシイが医者が独自の約束処方で使ってるの見た事があるから百歩譲って許そう。 でもウチにあんのエタノールだけだ。←だから内科の以下略
でもね、 その処方箋。
同じ神奈川県内でも青葉区の病院のだったんじゃよ。 (青葉区;町田や相模原方面。ちなみにウチの薬局は鎌倉や横須賀に近い。地図見てみ。電車で小一時間かかるで!)
ぶっちゃけ、こんな遠くの病院の約束処方(そこ独自のオリジナルレシピ)なんざ、知るか!で一蹴な気分です。こらえるけど。
しかもね、夜に来られると何が困るって、こげな具合で薬が無いとか不都合があって調剤できない時に『他の薬に変えてもいいですか?』って問い合わせしようにも病院が閉まってるのよ。 そうなるとどうなるか。 仕方が無いから作るしかありません。
ええそうです。
500ml単位でしか売ってねえフェノールをたかが5mlの為に買うハメになりますね?(無論残りはまた処方されない限りゴミ)
とか思って本来はもう閉まってる問屋に無理矢理連絡取り付けたら(裏工作の正しい使い方)、そこでも取り扱いないから薬品メーカーに発注せにゃ無理、との返事。ああ、問屋にすらねえよ。
っってなやり取りを患者に話したら、 『痒くて困ってるから兎に角何とかして!』の一点張り。あーそうですか。 …ま、痒いんじゃ不機嫌にもならぁな。
こうなるとウチじゃもう手に負えないから 『申し訳ありませんがウチでは無理です。この処方箋の病院のすぐ近くの薬局なら確実にありますのでそちらへ行って下さい。』 のふた言で帰ってもらうしかない。
つうかもうそこの病院こげなややこしい処方なんざ院内処方にせい!!院外処方箋に無責任に書くから悪いんじゃ!!
駄菓子菓子……。
この患者が折れなかったのです。今から青葉区行くのやだって駄々こねだしました。
オレが駄々こねたいわ!!!
それでも兎に角今日中に何とかすんのは絶対無理!!と事実をストレートに伝えたら(なんたって問屋すらお手上げだ)、明日まで我慢して待つ、とのこと。
ココまでが昨日の話です(やけくその爆笑)
明けて本日朝一番。 病院に昨日のうちにFAX送って問い合わせしてたんだけども、病院の薬剤部から、 『その処方箋書いたドクター、週に一度しか来ない先生だから連絡付かないです。』ですってよ!!! 患者がかゆがってんのにそげな返事かボケェ!と怒りたい所をこらえて、ウチの地域じゃ問屋もお手上げだと告げると、『それじゃあ、ウチの近所の薬局さんから、分けてもらうように手配します。』と、やっとマトモな答えが。嗚呼ちょっとだけ進展か?
んでその紹介された薬局の薬剤師さん曰く。 『ウチに既に調製されたのがありますので完成したものをお渡しできますが、液体のお薬ですし量も多いので、宅配で送るのは無理です。申し訳ありませんが取りに来て頂けませんか?』
要約;青葉区(電車で1時間以上かかる)まで旅立て。
ココで大問題。
行くの誰よ。
木曜の午後はパートさん帰っちまうから、オレと薬局長と事務さんしかいない。 しかも薬局長『私は今日研修だから無理♪』 現場の緊急事態より会議室かよ!!!!←青島状態 しかも『私そんなとこ行った事無いし、電車乗るの慣れてないし♪』 オレだって行った事ねえよ!!っつうかその慣れねえ電車で研修先行くんだったよなぁ!?
…ハイ、ココで空気読んだら負けです。利用されるつうかパシリ確定です。 でもね、仕事の相手はコイツじゃないですから。←薬局長をコイツ呼ばわり
…
………
行って参りましたとも!! 休憩時間返上で、昼メシも食わんと! ドカ雨の中を電車乗り継いで歩きに歩いて往復3時間!! 靴壊れちまったさ!!!←マジ この道中に愚痴こぼしちゃった身内スマン。こういう訳だったの堪忍ね奥さん。
ちなみにこの間事務さんは薬剤師のいない薬局でお留守番しててくれました…;門前の医院が午後休みで助かった;;おかげで相手の薬局が開いてるうちに買いに行けたよ!休憩時間ねえけど。
そんなこんなで戦い済んで。
患者からは『え!?わざわざ藤が丘まで行ったんですか!?』と仰天されましたとも。 『行って参りましたともv』と遠山金太郎ちゃんばりのスマイルで言い返したら患者驚いて固まってて愉快でした。いやあ笑顔で人を黙らせるって気分いいね!コレでもう二度とあの処方は持って来まい。
その後いきさつを聞いて青くなった問屋のニイちゃんが 『お疲れ様でしたぁぁぁぁっ!!』とかひれ伏してたのが忘れらんねえよ。
それにしても不思議なのが、 蓋を開けたら見事な患者第一主義の薬局の鑑みてえな事になっていたのがいやナンと言うか。 どっちかっつーと白鳥になった気分です。ただし白鳥の足だけ。ええ、あの水面下で足だけもがくっつーアレね。
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