日々是無常。(直リンク禁止)
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| 2003年07月07日(月) |
ただいま帰りました。 |
ジッちゃんの寝顔は、悪性リンパ腫とは思えないほど安らかでした。 普段から痛くても『たいした事無い』としか言わなかったジッちゃんが『痛い』と声にしたのは、ほんの1週間ほど前のことだったそうです。 最後は、今まで午前中にお見舞いに来た事の無かったばあちゃんが偶然朝お見舞いに来たその日、ばあちゃんの手をとって眠るように旅立ったそうです。
ジッちゃんの前でも泣いて、一人になっても泣いて、悲しくて寂しくて誰かに聞いて欲しくて、メール打つのを何度かためらったりで、体調をどっと崩してしまいました(まあ無理ないつーか)。親戚にも心配されて(病気の事はほとんどの人には言ってないんだけど)おまえは寝てなさいなどといわれる始末。 多分、ココまで凹んだのは去年の9月ぶりです。凹む内容が全く違うけど。
火葬場でも何も食べる気になれなくて、納骨の時も手が震えてました。
その時だったんです。 細かい骨を業者の方がほうきで集めた時、小さな小さなジッちゃんのかけらが私の足元に落ちて来たんです。 まるで、泣いてばっかり(いい歳だというのに全く)の私を最後まで心配してくれていたように…。 私は思わずその白い骨のかけらを拾い、もっていた紙に包みました。お守りにしようと思って。 そして、不思議とそれから涙は消えていました。
後でこっそりこの話を兄者にした所、2人で半分こにしてお守りにしよう、という事になりました。 思えば兄者はこういう時だけは優しかったっけ。普段はケンカばっかのくせに(苦笑)。
ジッちゃん、サヨナラは言わないからね。何十年かして私がそっちに行ったら、きっとまた逢えるから…。
もう少しだけ、心を休ませたらすぐに戻って来ます。 その時まで、ちょっとだけ待ってて頂ければ幸いです。
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