琴 星 商 事 日 乗
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2004年08月13日(金)
  bon―覆水盆にかえらず <画像あり>

 盆だというのにどっちの実家にも帰らない覆水夫婦の妻ですこんばんは。念のため断っておきますが、覆水盆に返らずの本当の意味くらい知ってます。言葉遊びです。
 盆てことで「bon」の話題を少々。

◆bon其之一
 昨夜はどうにも眠れず、今朝は7時前に寝ることを諦めてCD聴きつつネットしてました。すると7時半頃、高校の後輩・御明さんからメールが。
 昨晩から声明に関することについてメールをやりとりしていたのですが、新たなる質問が。
「先輩、梵字曼荼羅の資料、お持ちでないでしょうか?金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅の。今昔文字鏡と梵字フォントで、梵字曼荼羅を作ったはいいのですが如何せん参考資料がネットで、文献を当たっていないため不安が増しておりまして。もしお持ちでしたら、画像 or Excelファイルでこちらから手製のものをお送りして確認をお願いしたいのです」
 梵字。
 種字(梵字)曼荼羅、間違いなく資料として持ってはいます。その昔、寺院関係の展覧会に足を運んでは図録買いあさってましたから、絶対に密教系寺院の展示の際に出品されていた筈だからです。ところが、図録って大半を実家に置いてきてるんですよ。
 取り敢えず、本棚をあさって密教関係の本と「梵字手帖」を探し出し、御明さんが作成した梵字曼荼羅をFAXしてもらって照らし合わせて確認。本のコピー込みでFAX4枚の返信をしました。お役に立てたようで何より。
 うふふ。こういうハナシは実に楽しい。マニアです。マニアなんですよ。
 図録は実家に置いて来ましたが、「梵字手帖」以外にも「ダラニ大辞典」や「図印大鑑」はしっかり持ってきている私です。勿論、民俗関係の辞典も。何のこっちゃ判らない人は流しましょう。判るアナタはオトモダチ♡
この写真が御明さんとやり取りしたマニアックFAX。
一番左が御明さんから届いたFAX、残りが私が送信したFAX(笑)。
ひたすら種字について語ってるワケです。
ワープロに梵字を外字登録してた過去をほろ苦く思い出しました(爆)。

◆bon其之二
 盆灯籠、みなさんのお宅はありますか? 盆灯籠と言えば、普通、お盆に仏壇の前に出す、光がくるくる回ったりするぼんぼりみたいなヤツですよね? うち(実家)にはありますが、出していません。
 ところが、ここ広島では「盆灯籠」といえば全然違う物が一般的なようです。
 上の写真の墓地にあるカラフルな物体。これが「盆トーロー」です。スーパーでもコンビニでもホームセンターでも、花屋でも八百屋でも売ってます。どうやら、新盆だと白い物を立てるようですが、あとはこのカラフルなヤツ。竹と和紙で出来ていて、お値段は1,000円はしません。
 何じゃこりゃ? ってカンジでしょ?
 でも、GWに義父の実家に法事に行った際、盆でもないのに盆灯籠が出てたのにもびっくりしました。そういう風習の地域なのか、それともこの家だけなのか。不祝儀に関するしきたりって地域によっても家によっても宗派によっても違うから、ホント余所のおうちの法事はさっぱりです。

 そんなこんなでbon(梵/盆)のハナシをふたつほど。
 それではみなさま、Have a nice BON.(嘘)


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・過去の「今日」。

2003年08月13日(水) 季節は?

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