きっと どこかで
DiaryINDEXpastwill


2006年07月07日(金) 大人のピアノ発表会

今年も、私の習っているピアノ教室で、大人のピアノ発表会がありました。今年の選曲は、グノーの「アベマリア」にしました。以前見た、「世界の中心で愛をさけぶ」の映画版の方で、主人公の女の子が、弾いていた、この曲が、なんとなく印象に残っていたので。

大人の発表会の選曲は、基本的には、本人のやりたい曲、ということです。ただ、私の担当の先生から言われた事は、発表会でやる曲なんだから、あまり短いのはダメ、3ページ以上楽譜があるのが望ましい、というような言われ方でした。「アベマリア」は、3ページです。

発表会の何ヶ月か前から、普段のソナチネなどの曲のレッスンと並行して、発表会の曲もレッスンしてもらっていたんですが、既にだいぶ早い段階から、「もう完璧ですね、余裕で弾けるんじゃない」と言われていました。私も、家で弾いていてもほぼ完璧、ミスタッチ全くなし、レッスン時も、楽に弾ける曲でした。だから、去年おとどしのような事はないだろうと思って、リラックスして望んだつもりだったのですが・・。それが、舞台の上に上がったとたん、緊張してしまって。ゆったりと弾いているつもりなのに、緊張で顔はこわばるわ、手も固まってしまって、スムーズに動かないわ、でした。ミスタッチも多発、だけど、止まることはなく、演奏できたのは、去年おとどしよりは、発表会慣れしたってことかもね。

上手に弾こうなんていう気持ちはなかったのに、なぜ緊張したんだろう、と不思議でした。前、サロンコンサート(少人数のコンサート)でエレクトーンを演奏した時は、ちょっとは緊張したけど、ミスタッチなしで弾けたのになあと思いました。(来年はエレクトーンで出た方がいいかと、マジで考えているところ)

ここ何年か、グループでの演奏で一緒にやっている方とも同じ時間帯でした。聞いたら、今日でもう、教室をやめるのだとのこと。私よりはずっとうまいのに・・・。もう限界(上達の)なんだそうです。家での練習時間も取れないし・・ということでした。残念ですが・・。この日の演奏も、完璧でした!ほんともったいない、と思いました。頑張って、ぜひ、上のグレードを取ったらいいのにと思っていたのに・・。

その上のグレードは、そう簡単に取れるものではないと言うことでしょうか。私も、その方も、学習者グレードでは最高のものを持っています。その上は、指導者グレードと呼ばれてもいるものです。演奏ができるだけではダメで、作曲、編曲、アレンジ、伴奏付けなどいろいろな項目に合格しなくては取れません。そう言った意味では、音大などを出た方で、ピアノの先生になろうかというような方が取得するのにいいグレードかなと思いました。学習者グレードは、まあ、その教室で、ある程度年数を積んで、テキストを終えたりしたら、取れるグレードのようにも思いました。でもそれを、テキストを続けて行くのが、結構大変な事だったりする訳ですよ。

私は、他の楽器(クラリネット)をしていたこともあり、割と、レッスンはスムーズに(順調に)、テキストも、進んでいるのですが、そうでなく始めた人の場合は、結構苦労するかもなーと思いました。

今年の発表会では、自分の書いたメッセージが読み上げられたんですが、その曲を演奏する事への熱い思いが、それぞれ語られていました。ホントに好きでやっている人ばかりなんだなあと思いました。「この曲が演奏したい」そんな理由で始めた、という人のメッセージも読み上げられていました。

その人も、おそらく発表会初挑戦なんでしょう、すごく緊張している様子が伺えました。普段は、また違う顔があるんでしょうけど、ここで演奏している限りは、同じ音楽教室に通う生徒どおしです。

さて、発表会も終わり、また普段の練習に戻ったんですが、先生からは、普段の練習でやっている以外にやりたい曲があったら、やりますよ、とのお話がありました。がっ。ハノン、ツエルニー、ソナチネの3つテキストやっていたら、とても他の曲を練習する時間など取れません・・。簡単な曲なら出来るけど・・。

前、結構簡単な曲をやってレッスンでみてもらっていたんだけど、別にレッスンで見てもらうほどの曲じゃないな、と思いだしました。だって、1回のレッスン時間は30分、簡単な曲の場合は、1回弾いて、合格をもらって、終わりなのですー。ただ、私がこういう曲も練習しているというのを単に先生に知ってもらうだけなのだなあと思って、最近はやっていません。やるなら、レッスンしてもらう価値のある曲がいいなあと思っています。


ライム |MAIL

My追加