つんつん日記
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2002年10月28日(月) リアル

「A・I・」という映画がある。

精巧な人工知能(AI)を備えたロボットの少年が主人公だ。

スピルバーグ監督の作品である。

人間の社会に暮らし…数々の波乱と悲哀を味わうなかで…少年は願い続ける。

「本当の(リアルな)人間になりたい」と…。

「リアル」…それが…この映画のキーワードだ。

考えてみれば「バーチャル(仮想の)」ばやりの世の中である。

コンピューターゲームの世界のみならず…日々の暮らしにおいても…
…確かな手ごたえが感じられないと嘆く人が増えている。

本当の「幸せ」とは何なのか。

自分は「人間」としての生を送っているのか…。

「人間になりたい」とのロボット少年のつぶやきは…
…そのまま現代人の願いと重なりはしまいか。

映画の終幕は…2000年後の世界に飛ぶ。

遥かな時空を経ても…少年の夢は消えない。

「人間」になりたいとの希望を抱き続ける…
…ロボット少年の物語から浮かび上がるのは…
…「希望を抱き続けるのが実は人間なのである」とのメッセージだ。

映画のラストシーンは…希望のぬくもりを観客の心に灯して終わる。

「悲惨とはあれやこれやが欠けていることではない。
それは希望が存在しないことである」…(フランスの作家クロード・モルガン)


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