つんつん日記
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「A・I・」という映画がある。
精巧な人工知能(AI)を備えたロボットの少年が主人公だ。
スピルバーグ監督の作品である。
人間の社会に暮らし…数々の波乱と悲哀を味わうなかで…少年は願い続ける。
「本当の(リアルな)人間になりたい」と…。
「リアル」…それが…この映画のキーワードだ。
考えてみれば「バーチャル(仮想の)」ばやりの世の中である。
コンピューターゲームの世界のみならず…日々の暮らしにおいても… …確かな手ごたえが感じられないと嘆く人が増えている。
本当の「幸せ」とは何なのか。
自分は「人間」としての生を送っているのか…。
「人間になりたい」とのロボット少年のつぶやきは… …そのまま現代人の願いと重なりはしまいか。
映画の終幕は…2000年後の世界に飛ぶ。
遥かな時空を経ても…少年の夢は消えない。
「人間」になりたいとの希望を抱き続ける… …ロボット少年の物語から浮かび上がるのは… …「希望を抱き続けるのが実は人間なのである」とのメッセージだ。
映画のラストシーンは…希望のぬくもりを観客の心に灯して終わる。
「悲惨とはあれやこれやが欠けていることではない。 それは希望が存在しないことである」…(フランスの作家クロード・モルガン)
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