つんつん日記
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2002年10月04日(金) 自分らしく生きる

高橋尚子選手が…またも1位でゴールのテープを切った。
ベルリン・マラソン(9月29日)の連覇で6レース連続の優勝。

2年前のシドニー五輪。
女子マラソンを制した翌朝も…午前6時から走り込んだ。
極限のトレーニングや食事制限…メダルの重圧から解放された朝なのに…
…なぜ走ったのだろう。

金メダリストになって初めての朝。
彼女は…うっすらした期待感に目を覚ました。
もしや世界はバラ色に一変しているのではないか。
しかしシドニーの朝の風は冷たく…涼しく…昨日までと同じだった。

「自然は何も変わっていなかった。
だから私も変わってはいけない。このままの気持ちで走ろう」。

華やかな名声にとらわれず…変わらぬ自分を貫いた点に非凡さを感じた。

人間は時に等身大の自分が見えなくなる。
成功には過信。
挫折には卑下。
他人の評価に自分の寸法を合わせることもある。
自分らしく生きることは…平凡なようで実は難事である。

自分らしく人生を疾走する足取りは…魅力的で力強い。

その行く手に月桂樹の勝利の王冠がある。


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