つんつん日記
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年齢を重ねるにつれ…だれしも… …しっかりした考えを持ち得たような気になる。
しかし…そこに落とし穴があるとは…評論家・桑原武夫の言。 いわく…しっかりした考えの正体とは… …「人生のある部分…自分の考えや生活をかき乱すような部分… …を見ても…見ないですませる殻」だと…。
耳の痛い言葉だ。
知らぬうちに保守的になってしまうのが人の常。 良いことだと頭で理解しても… …長年の慣習を改めなければならないと思うと…つい腰が重くなる。
保守の殻を破り…確固たる考えをつかむには…どうすればよいか。
桑原は…真の詩歌との邂逅を勧めた。
なぜなら… …それは「人間の心を再び世界にうちひらく作用をなすもの」だからだ。
一流の詩歌とは… …偉大な詩人の「大なる生命の焔」(哲学者・西田幾多郎)であり… …詩人その人の敬虔さ…信仰の篤さ…知識の豊富さが… …「気品となって外に現れたもの」(北原白秋)。
触れるほどに…おのが命の希望の弦に…逞しい音律が響きゆこう。
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