つんつん日記
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2002年09月07日(土) 年齢を重ねる

年齢を重ねるにつれ…だれしも…
…しっかりした考えを持ち得たような気になる。

しかし…そこに落とし穴があるとは…評論家・桑原武夫の言。
いわく…しっかりした考えの正体とは…
…「人生のある部分…自分の考えや生活をかき乱すような部分…
…を見ても…見ないですませる殻」だと…。

耳の痛い言葉だ。

知らぬうちに保守的になってしまうのが人の常。
良いことだと頭で理解しても…
…長年の慣習を改めなければならないと思うと…つい腰が重くなる。

保守の殻を破り…確固たる考えをつかむには…どうすればよいか。

桑原は…真の詩歌との邂逅を勧めた。

なぜなら…
…それは「人間の心を再び世界にうちひらく作用をなすもの」だからだ。

一流の詩歌とは…
…偉大な詩人の「大なる生命の焔」(哲学者・西田幾多郎)であり…
…詩人その人の敬虔さ…信仰の篤さ…知識の豊富さが…
…「気品となって外に現れたもの」(北原白秋)。

触れるほどに…おのが命の希望の弦に…逞しい音律が響きゆこう。


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