つんつん日記
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“あの人には華がある”…よく使われる表現だ。
この華(花)という言葉…世阿弥の能楽論では… …演技…演奏が観客に感動を呼び起こす“魅力”という意で使われる。
その世阿弥に「風姿花伝」という能楽の書がある。 同書の「年来稽古条々」に述べられた…年齢別の稽古の要諦。
そこに出てくる二つの“花”が興味深い。
それは「時分の花」と「まことの花」。
若さゆえの美しさ。 しかし…時とともに散るのが「時分の花」。 これに対し…鍛え抜いた修業により…時とともに輝くのが「まことの花」。
たゆまず自身を磨き続けた人だけが… …年を経ても年齢に関係なく「まことの花」と咲くことができる。
どんな分野でも言えることだが… …“これでよし”と満足した瞬間から…惰性と後退が始まる。
一時の名声や勝利に酔いしれることなく… …間断なき飛翔を続けることができるか否か。
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