つんつん日記
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2002年08月30日(金) 華(花)

“あの人には華がある”…よく使われる表現だ。

この華(花)という言葉…世阿弥の能楽論では…
…演技…演奏が観客に感動を呼び起こす“魅力”という意で使われる。

その世阿弥に「風姿花伝」という能楽の書がある。
同書の「年来稽古条々」に述べられた…年齢別の稽古の要諦。

そこに出てくる二つの“花”が興味深い。

それは「時分の花」と「まことの花」。

若さゆえの美しさ。
しかし…時とともに散るのが「時分の花」。
これに対し…鍛え抜いた修業により…時とともに輝くのが「まことの花」。

たゆまず自身を磨き続けた人だけが…
…年を経ても年齢に関係なく「まことの花」と咲くことができる。

どんな分野でも言えることだが…
…“これでよし”と満足した瞬間から…惰性と後退が始まる。

一時の名声や勝利に酔いしれることなく…
…間断なき飛翔を続けることができるか否か。


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