つんつん日記
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2002年08月24日(土) 名前

名前で苦労した。

日本ハム創業者の大社義規(おおこそよしのり)氏の自伝や社史を読むと…
…その話がしばしば出てくる。

ブランド名を高めようとする苦労話である。

たとえば若いころ…叔父の会社がつくっていた香川ハムを京都で売り込む。
戦前の35年ごろのことだ。そのころ京都は鎌倉ハム一色だったという。

「四国の田舎でこしらえたハムなんか置くと店の肉まで悪く思われる」と…
…精肉店からよく断られた。

徳島ハムを起こし…事業を広げていくときにも…
…「田舎でつぶした肉は質が悪い」という偏見に苦労させられたそうだ。

63年に鳥清ハムと合併したときに会社名を日本ハムにしたのは…
…そんな名前をめぐる苦労があったからだろう。

プロ野球の球団を買収したのも知名度を高めようというねらいがあった。
日本ハムという名前も…当初は「なかなか浸透しなかったんですね。
とくに東京で浸透しなかった」。

東京の消費者にも親しみをもってもらおうと球団買収に踏み切った。
後に大社氏はそう語っている。

こうして営々と築き上げてきたブランド名を失墜させるのは何と簡単なことか。
雪印グループのときと同様に…この日本ハムの偽装問題でも痛感させられる。


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