つんつん日記
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年老いた大きな川が言う。 「わたしゃ…どんな川でもつい許してしまう。 …工場廃水も農薬や洗剤の川も」…でも…「なんとかなると思うよ」。
この考えに…細い若者の川が抵抗する。 毒は水で薄めても…減ったり消えたりしない…人間の暮らしにあてはめれば… …「みそ汁が塩からいといって…水でうすめて… …なべ一杯ぜんぶ飲んでしまうのと同じではないですか」。
ある童話作家の加藤多一さんの近著『北の川をめぐる九つの物語』… …(北海道新聞社)に出てくる童話だ。
日本は…豊富な水資源に恵まれていると言われてきた。 川、池、滝、湖沼……。 水のある風景は日本の原風景と言っても過言ではない。 それ故…かつては“安全と水はただで手に入る”とさえ言われていた。
それが最近…変わり始めている。 お金を払って店で水を買い…家庭用浄水器が広く普及する。 その背景に…河川の汚染…環境破壊という事情が考えられる。
生命の営みは…水なくしては一日も成り立たない。 あって当然と思っていた…“もの”の価値を見直すとともに… …自然の破壊を決して…“水”に流してはならない。
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