つんつん日記
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『人にはどれだけの土地が必要か』(トルストイ)という寓話がある。
貧しい小作人の男が苦労して土地を買った。 やがて暮らし向きも良くなった。それでも飽きたらない。
ある日…旅商人から…僅かな金で広大な土地を取得できる村を教わる。 その村は…一日中歩き回って…同じ場所に戻れば…それだけの土地が取得できる。
だが…日没まで戻れない場合はすべてを失う。
日が昇ると夢中になって歩き出し…気づいた時には…日がだいぶ西に傾いていた。 ひたすら走り続け…渾身の力で日没と同時にゴールにたどり着いた。
村長が「望んだだけの土地を手に入れたぞ」と叫んだ時…男は息絶えた。
彼の従者が遺体を土に埋めた。
その穴の大きさだけの土地が…彼に必要な土地だった… …人間の貪欲さを痛烈に皮肉った物語は…現代にも通ずる。
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