日々楽しく生きている。

2009年05月30日(土) エアクリ交換

うえーっと、今日の日記は車の事ですけど分からない人もいると思うので、なるべく分かりやすいように書きます。

無理だと思ったら途中で読むのやめてもokですw

ただ、それなりに面白くは書いてみます(笑)





久しぶりの2連休。

朝起きた瞬間から、やろうと決めていた事に取りかかる。

2日前に届いたエアクリの交換。

エアクリっていうのは通称で、正式名称はエアークリーナー。

純正は箱の形をしてて吸入効率が悪い。

なので、それをむき出しのキノコ型にして効率を上げるというもの。

いつもなら工藤にやってもらうとこなんだけど、ヤロー最近いまいち信用できない。

エアクリぐらいなら前にもやった事あるし、まあ2時間ぐらいあれば出来るか。

なーんて軽く考えて始めたんだけど・・・・・




地獄の始まりだったね。




ボンネットを開けて、まず純正の箱型エアクリを分解していく。

ここら辺はしょっちゅうやっているので、くわえタバコで余裕の体。

おお、俺ってもしかしてすげえんじゃね?

などとヨユー。

そしていきなりつまずく。

エアフロのコネクターが取れねえ!

エアフロっていうのはエアクリのとこに付いてるやつで、空気の流量を測るもの。

これのコネクターが取れない!

『ぬおーーーー!!!』

ツメを緩ませて左右にぐりぐりやっても、一向に抜けない。

マキネンの時は簡単に抜けた記憶があるのにー!

『どうなってやがんだ、こりゃー!』

入れるのは得意だけど、抜くのは不得意な俺(おぃ)

『あーもう! べ、別に抜きたくなんかないんだからね!!』

ツンデレ風に叫んで普通に抜いたら、簡単に抜けた。



・・・・左右にグリグリしなくていいのか・・・・あほだ俺。



そいでもって、次の作業へ。

あ、今回の作業の順番としてはこんな感じ。

純正エアクリBOXを外す。

コネクターを外す。

純正エアクリBOXをエアフロごとサクションから外す。

純正エアクリBOXとエアフロを切り離す。

外したエアフロと新しいエアクリをくっつける。これで一体化。

一体化したものをまたサクションに入れる。

終了。

こんだけよ?

簡単だと思うでしょ。たぶん、車をイジれる人なら朝飯前。

イジれる人ならな。

ここでの問題は、俺があんまりイジれない人って事だ。

イジれない人がイジるとどうなるか。

くっくっく・・・・・・・。



作業に戻りましょー。



といったわけで無事にコネクターを取り外し、次にやるのはエアフロごとサクションから取り外す。

これは拍子抜けするほど簡単にいった。

スポーンて。スポーンて抜けたw

工藤ー!!サクションのホースバンド絞めてなかったなー!!(激怒)

一人でぶつぶつ言いながら、駐車場に座りこんでエアクリBOXとエアフロを切り離す作業に入る。

『・・・確かこれ、下手するとBOX側をナメるんだよな。』

ナメるってのはボルトが馬鹿になる状態の事。

簡単に言うとボルトが取れなくなっちゃうって話。

ボルトが取れないと、当然新しいエアクリを取り付けられないので終了になってしまう。

絶対ナメる訳にはいかねえ。

絶対失敗するにはいかねえ!

俺は工藤がいなくてもやってみせる!!

俺、出来る子だもん!!

いくぞー!!!!






ぐにゃ。






きゃー ナメちゃった。しゅーりょー。







バカだろ俺ー!!!!!!!

あんなにナメちゃいけないって決めてたのに!!!

分かってたのに! 分かってたのにぃ!!!

ここのボルト、ナメやすいって分かってたのにぃぃぃぃぃ!!!!

と、とりあえず電動インパクトがあればなんとかなる。(でっかい電動ドライバーみたいなやつ)

一気に高速で回るインパクトがあれば、ここは取れる。

えーっと、これって幾らだっけ?



安くて1万円か。



無理!!今そんな金ないし!!

ここはひとつ、ツテを辿って借りてみよう。

プルルルル。

『はい、アップルです。』

『あ、もしもし相坂ですけどー。』

『どーも相坂さん、お世話になってますー。』

『いえいえー、こちらこそ。実は相談があるんですけど』

『はいはい、何でしょう?』

『電動インパクトあります?』

『タイヤ交換ですか?』


エアフロのボルトです・・・・。しかも10ミリ。(普通、こんな小さいサイズは常備してない)


『いやー・・・10ミリが欲しいんですが。』

『すいません、タイヤ交換用のサイズしかないんです・・・。』



ですよねー(涙)



『あ、分かりましたー。すいません、どもー。』

『お役に立てなくて申し訳ありませんですー。』



ふー・・・。

他に車屋つったら・・・三菱か。

あんまり行きたくないけど背に腹は変えられねえ。

ボルト取れないと話にならんし。

プルルルルル・・・。

『はい、三菱自動車弘前店ですー。』

『あーもしもし。エボ9乗ってる相坂ですけどー。』

『あ、はい、お世話になってます。』

名前出すと急に電話の向こうで畏まるような気配がする。

以前、ここの店にめちゃくちゃ激怒した事があって、それ以来ブラックリストに載ってるんだろう。

『えーっと・・・エアフロのボルトをナメちゃって。そちらに電動インパクトあります?』

『ええ、ございます。』

『10ミリなんかは・・・・?』

『ございますよ。エアクリBOXは他のお客様も結構持ち込まれるので。』



俺以外にもいるのか、やっぱり(笑)

というか、そんなに不具合あるなら直せよ三菱(怒)



『じゃー後から持っていきますわ。よろしくお願いします。』

『はい、お待ちしてます。』



つーわけで三菱に持ち込んで無事にボルトを取り外す事に成功。

家に帰ってきて、また作業再開。

外したエアフロと新しいエアクリを結合。(やらしい)

今度はその一体化したものをサクションパイプに突っ込む。(やらしい)

・・・・どーも俺が書くと卑猥になるな。

ところがこれが入らない!!

どーやっても入らない!!

入れるの得意なのに全然入らない!!入る気配すらない!

まるでエッチが初めての童貞のようだ(ゲラゲラ)

って、んなこたーどうもでいい。



『くそがぁ!! 俺を誰だと思ってやがんだー!!!』



罵声をエアフロとサクションに浴びせるが、所詮は無機質物なので効果はなく。

悪戦苦闘するも全然入らない。

なぜ入らないかっつーと、単純にスペースが足りない。

位置をずらそうにも必ずどっかに当たって邪魔をする。

基本的にランエボのエンジンルームは狭い。

その狭い中になんだかんだ押し込んでるもんだからスペースがないのだ。

なので必ずどっかに当たって入らないってわけ。

『くっそー! この処女がー!!!! 膜かてーんだよ、このボケぇ!!』

焦ると卑猥な事しか思いつかなくなってくる俺・31歳。

もっと怖いのは、これを独り言のように言ってる事。

きっと誰かに見られたら通報される事は間違いないw

あー・・・・濡れてたら入るのに。

・・・・・・・・・・・ん?

濡れてたら??

濡らせば良いのか!!(頭の上に電球が閃くイメージ)

工具箱からCRC556(潤滑剤)を取り出し、サクションの入り口に軽く吹く。

あんまり吹きすぎるとガバガバになって抜けやすくなってしまう。いやマジな話。なので軽く。

さー、これでどうだ!

意気込んでやると、あっさり入る。

『ざまーみろ!このバカが!!うけけけけ』

あとはもう簡単。

エアフロに新しいエアクリを取り付けて完成。

エンジンかけてコンピューターに再学習させる。

本当はバッテリーのマイナス外すんだけど、これでもok。

本来、ECUってのは乗ると乗るだけ学習していくので、リセットしなくても良かったりする。

あとは試運転して不具合なければ完了。

さーて工具を片付けて試運転だ試運転。

ワクワクして片付けしてると、3階に住んでる妻の友達が寄ってきた。

『相坂さん、何してるんですかー?』

『あ、部品交換してました。』

『へえ。凄いですねー。 このエンジン、なんか強そう。』

分かりますか奥さん!

ええ、4G63って名前のエンジンで280馬力を発生させるんですよ。

しかもエボ9からマイベックを搭載しててトルクもあって速いんですよ。

脳内で説明して妄想。

どーせ言ったって分かりゃしないし。言ったところでキモイとか思われるし。



『ええ、まー。強いかも。ははは。』

この一言のみで終了w 



そして試運転。

ある程度水温が上がってきたところで2速アクセル全開。

ぐおーーーーーー!!!

シートに体が押し付けられる凄まじい重力。(Gとも言う)

3速にシフトアップする瞬間。

キシャーン!!(空気を吐き出す音)



成功ーー!!



この空気を吸い込む音と吐き出す音がたまんねー!

これぞエアクリよ! これが最強K&N製エアクリの力よ!!

音のデカさに思わず振り返る高校生。

『おお、ランエボ!!』

そう言ったのが確かに聞こえた!(笑)



よっしゃー!

工藤がいなくてもやってやったぞー!!

俺は出来る子だー!!




でも次は工藤にお願いしよw




かかった所要時間。

予想は2時間でしたが、結果は4時間かかりました。

終わった後めっちゃ疲れたわw


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相坂 [MAIL] [HOMEPAGE]

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