飲み会から帰ってきて、すぐに寝た。夜中の3時、不快な感覚で目が覚める。・・・吐きそう・・・トイレに駆け込み、嗚咽する。口から出る未消化の食物。透明な胃液。それらが混じりあって悪臭を放つ。その匂いに反応して、更に嗚咽する。肩が震える。背中が蠢く。唇の端から、だらしなく涎が垂れ落ちる。両目から涙が落ちる。飲みすぎだ。分かってた。自分の限界まで酔った事は当然知ってた。『・・・・・・・・・・・・・・偽善者が。』自分の吐物を見つめながら、俺は鼻で笑った。