2人目が生まれた時、エボを売って1BOXカーを買おうか、と悩んだ事があった。
掲示板などでは『エボに乗り続ける!』と豪語していたが、その実、1BOXを買う事を考えていた。
でも、ここまでイジったエボを他人に売るのは嫌だ。ずっと乗っていたい。
でも、大きい車を買った方が何かと便利なのは紛れも無い事実。
あーあ。どうしようかなー。
会社の喫煙室で、ボソっと姐さんに漏らした。
『俺、やっぱりデカイ車買おうかな〜。』
『なんで。』
『2人目も生まれたしさ〜。何かと便利だろ。』
『便利は便利かも知れないけど。その前に。』
『その前に?』
『お前は売れないよ、あの車。』
頭を鈍器で殴られたような気がした。ガツンと。
続けて姐さんは言う。
『お前は色々悩んでても、最後は自分を通す。だからお前はあの車を売らないよ。だべ?』
心を見透かされたようで言葉が出なかった。
ただ『ああ、そうだな。』と苦笑するしか出来なかった。
嬉しかった。
自分を理解してくれる人がいてくれる、という事が。
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