高校の時は無関心・無感動・無表情を気取っていた。
良くいえばクール。
悪くいえば無愛想。
何事にも動じず、何事にも笑わず、そうやって生きるのが最高にカッコ良いと思っていた。
スカしていた。
親に反抗するのが当たり前だった。
事実、親に向かって暴言を吐いた事は何度もある。
でも、自分の中では葛藤していた。
正と負の感情がいつも闘っていた。
いわゆる思春期だったんだろう。
自分でも感情がコントロール出来なかった。
無感動・無表情を装ったのは、今思えば自分の心の乱れを抑える自分なりのやり方だったのかも知れない。
ある時、いつも通り親に向かって暴言を吐いた後、自分の部屋に駆け込んだ。
ベッドに横たわり、何で生きてるんだろう?とか考えていた。
俺みたいなやつ、早く死んでしまえばいい、とか考えていたと思う。
ふと本棚を見ると、昔のアルバムが目に入った。
何気なくパラパラと開いてみる。
赤ちゃんの頃の俺を抱っこしている母親。
遊園地で親父と楽しそうにしている子供の頃の俺。
いっぱい、いっぱい楽しそうな笑顔の両親と俺が何枚もあった。
ああ・・・・・・俺は愛されているんだ。
こんなにも、こんなにも愛されているんだ。
なのに、今の俺は・・・・・・・
今の俺は、バカみたいに反抗しまくって、親に迷惑をかけて。
アルバムに涙が落ちた。
何滴も落ち始めた。
涙が・・・・・・・・・・・・・・・・止まらなかった。
止めようにも涙が溢れ出て止めれなかった。
『ごめんよ・・・・・・・・。』
それ以来、そういうバカみたいな事はやめた。
自分に素直になろうと思った。
無感動・無表情なんてやめて、素の俺を出していこうと思った。
もし、あの時アルバムを見ていなかったら・・・・・?
今の俺は、まだ無感動・無表情を装っていたのかも知れないな。
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