日々楽しく生きている。

2003年07月30日(水) 山(後編)

俺の親父は津軽塗りの職人。


職人といえば頑固者のイメージがあるが


親父も例外ではなく、ちょー頑固者だ。


しかも短気ときてる。


そして、その血を受け継いだ俺も短気ときてる。









TME購入説得にあたり、絶対にバトルしてはいけない。


まして交渉決裂なんてもっての他。


事は穏便に、且つ、冷静にすすめなければならない。


もし、怒号を浴びせられても、キレる事なく話をすすめなければならないのだ。






キレる自信100%ですが何か?






とにかく、どっちかキレたらもうその時点でTME購入は無理。


しばらく我慢するハメになってしまう。







冗談じゃねえ(汗






とにかく冷静に話しをしてみよう・・・・・。


親父だって、話せば分かる・・・・ハズだ。多分(汗





















『・・・・親父、ちょっと話があるんだけど。』


『何だ?』


『いや、実は車を買い換えようと思って。







『あぁ!?』
























































むかっ(怒































シュ〜


・・・・・・・・・・・・・・抑えろ、抑えろ俺。


・・・・・・・・・・・・・・ここでキレたら終わりだ。


そして努めて冷静を装い、








『いや・・・、欲しい車があるんだ。』


『今の車、ローン終わったばっかりだろ。また組むのか!?』


く・・・・。でも下取り90万なんだ。今なら。』


『そんなにするのか!?あのクソ車が!?

















































ブチッ(激怒






































ぶすぶす・・・・・




ふー・・・・・・・・・・。


かなり精神力を使うな、この親父・・・・・・・・。







『・・・・・・90万だ。』


『・・・・・・・・・・・○○は良いって言ったのか?』(妻の名前)


『ああ、良いって言ったよ。』


『・・・・・・・・・・・お前、もう独身じゃないって事は分かってるんだよな?』










分かっとるわ(怒











思わず言いそうになる。


が、ぐっと堪え


『ああ、もうローンとかは計算してる。大まかだけど。』


『そうか。なら言う事はない。・・・・・・ただ・・・・・・・』


『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』












お前も1人の子を持つ親なんだという事を忘れるな。それだけだ。』


『・・・・・・・・・・・。』


『何を買おうが構わん。ランサーでもな。ただこれだけは忘れるなよ。


『・・・・・・・・・・・・分かってるよ。』


『ならいい。ちゃんと払っていけよ。俺は一切金は出さん。』


『当たり前だ。』




















画して、無事にバトルは展開されずに終わった。


この瞬間、俺はTME購入権を手にする。






















だが、同時に手にしたもの。







それは親父の『父の側面』を改めて知った事だった。







・・・・・・親父は、いつまでも親父なんだなぁ






ありがとう、親父。






















『あ、それとな。』


『な、何?』


ちゃんとした内訳を持ってきて見せろ。


『な、なんで!?・・・・・・・あ、あれか。』


『そうだ。保証人だ。ローンする時は保障人になるのは俺だろ。』


た、確かに(滝汗


『だったら、いくらぐらいするか知っておく必要がある。






























































××0万です、父上(涙




















まだバトルの可能性はありそうです(T△T)







とりあえず第一関門は乗り切ったという事で。




























親父の山は高いな〜。





色々な意味でね(苦笑


 < 過去  もくじ  未来 >


相坂 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加