日々楽しく生きている。

2003年07月03日(木) 恩着せ(ぷ

いきなり退院が決った患者がいた。







しかも明日退院!!










通常、退院が決まると、その患者さんが病棟で



どんな生活をしていたか



とか



どんな薬を服用していたか




とかを患者の担当者が紙に書いてまとめる。









いわゆるサマリーってやつ。











大体、退院の日付は約1週間前に決まるのだが、いきなり明日!!








『どうする、退院患者の担当者は誰だっけ!?』


『高阪さんだ。でも今日休みだよ!?』


『・・・・誰か代わりに書いてもらうしかないわね。』
























俺はこの時、倉庫で片付けをしていた。



『ったく、何でこんなにモノがあるんだよ!?』



とか何とかブツクサ言いながら片付けをしていた時、








『おい、相坂!』






・・・・姉御に呼ばれた。34歳・男女。独身。







『な、何すか?』






『急遽、○○さんの退院が決まったんだ。』


『あ、そうすか。』


『担当は高阪なんだ。』


『あ、そうすか。』


『今日休みなんだ。』


『・・・・・・・・・・・・・・・あ、そうすか。』






姉御:『ワカルヨナ?』































































全く分かりません(怒














・・・・などとゆー事を言える訳でもなく、弱い俺はすごすごと倉庫から詰所に向かう。
トボトボと。










『あ、でも、もしかしたら高阪書いてるかも。


『どうかな〜。電話して聞いてみれ。』












そして奴の携帯に電話する。












ぷるるるるるるる・・・・・












『ハイ、高阪ですが。』








『おう、わ。』
※津軽弁で『おう、俺』という意味








『何だ、相坂か。どうした?』











わ。だけで通じるんだから、さすがだな、オイ。













『おう、あのよー。○○さんのサマリー書いた?








『はぁ!?』













『・・・・やっぱり書いてねーか。』



『書くわけねーだろ、ってか書けねーよ。今日決まったんだろそれ!?』



『うん。』即答。



『うわー、マジでー!?』










・・・・・・・しょうがねえな、オイ。













・・・・・俺が書いてやるよ。


『マジで!?うおー、助かるよー!!』


『その代わりな・・・・』






























『礼は百倍で返せよ(笑』











『・・・・・と、とにかくお前に任せるよ。よろしく頼む。』


『任せとけ。』


































10分で書き上げたけどな。
俺って天才かも知れねー(笑


























まあ、お礼なんて期待してねーけどな。


せめて、マトリックス・リローデッドおごってくれるんなら帳消しくらいには、しといてやるよ(^^









なーんてな。


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相坂 [MAIL] [HOMEPAGE]

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