無責任賛歌
日記の表紙へ|昨日の日記|明日の日記




ホームページ |プロフィール |掲示板「トーキング・ヘッド」 |メール
|藤原敬之(ふじわら・けいし)

↑エンピツ投票ボタン(押すとコメントが変わります)
My追加


2005年10月10日(月) 休日の朝は寝てるってば/『名探偵博覧会�機/神皀襯僖鸞丱曄璽爛此戞憤科嫗鵝�

 体育の日であるが、一日寝転がって過ごす。
 朝方、改装工事がひと段落付いたようで、ベランダから作業員の人たちの声が聞こえる。
 「藤原さーん」
 いや、驚いたと言うか呆れてしまったのだが、玄関先でもない三階のベランダからこうやって人を呼び出したりすることに、この人たちは何の躊躇もないのかね。返事をすれば当然こちらはベランダまで出て、何やら会話をしなければならなくなるわけだが、それは全部ご近所にまる聞こえになってしまうではないか。
 もともと布団の中で寝入っていたのを起こされもしたので、気分も悪い。どうせ話の内容も見当が付く。これまで塗装工事をするので、ずっとベランダに置いていた倉庫を吊るしていたので、それを元に戻すぞという連絡なのだろう。けれどそういうのは前日か前々日にでも、事前連絡してやるもんだろう。朝っぱらからいきなり人を叩き起こしてやるもんじゃない。
 むかっ腹を立てて無視していると、「いいよ、窓、叩いちゃえよ」との声。途端にあっちの窓、こっちの窓をドンドンドンと叩き始めた。「藤原さーん、藤原さーん」「寝てんだな、こりゃ」。
おう、寝てるともさ(怒)。
 工事人ってのはみんなこんな礼儀知らずどもなのかもしれないが、それにしたってひどい。だいたい、この倉庫を吊るすのだって、最初は「家の中に入れろ」だの、「引っ越しセンターに頼んで金出して預かってもらえ」だの、勝手な要求ばかりしてきていたのだ。こっちが「無理だ」と突っぱねたので、中身だけ部屋の中に移して、ようやく、ベランダに吊るして作業に入らせたのである。最初からそうすればいいのに、やたら手間を惜しむのだから始末に悪い。
 どうやら連中は、倉庫の下に敷いていた煉瓦の位置が分からずに、聞こうとしていたものらしい。「このへんじゃないか」とか声がする。自分たちでずらしたんだから、それくらい覚えておけと言うのだ。
 しばらく経って、外を覗いてみると、倉庫もクーラーの室外機も全部元の位置に戻してあった。結局、こちらが一緒にいなけりゃならない意味は特になかったようである。
 だから事前に連絡を入れるくらいの礼儀は知っておけ。


 どこぞにアドレスを知られてしまったのか、またスパムメールが来る。昔みたいに一日何十通ということではなくなったから、そんなに困りはしないのだけれど、これから増えるようであれば、受信拒否とか対策を取らなきゃならなくなるかな。
 
〉突然メールしてしまいましたが、最後まで読んで頂くと嬉しいです。一般的に言われる迷惑メールの類とは違い、会員(女性)自身が個々に送っているのですが、迷惑でしたらお詫びさせて頂きます。
〉http://www.dynamite-×××
〉※本日貴方宛にメールが届いている事が確認されましたので、条約により本文を転送させて頂きました。本文をご確認の上、最適な選択をお願い致します。
〉本文転送:
------------------------------------------------------------
〉ゆぃ 28歳です。
〉はじめまして〜!普段はしっかり仕事してます。身長は158�僂修梁召枠詭�…かなぁ(笑)でも以前「バドガール」の経験ありますよ〜!見た目でガッカリさせることはないと思いますから安心してください。実家在住なので、親に迷惑かけずに楽しく遊べたらと思い
ます。平日仕事をしていますので夕方から夜に掛けてがいいです。特に週末は出やすいかなぁ。メールでご挨拶の後にお互い良ければ最初は食事からお願いします。それではヨロシクです〜!
------------------------------------------------------------
〉※女性の直メッセージにてアドレスの確認ができますので、最初は〇無料登録〇をお願い致します。
〉http://www.dynamite×××
〉簡単な名前検索次第、直メやり取りが可能となります。なお、希望をされない場合は
〉nomore@lovegal×××
〉までお願いします。至急、配信停止の手続きをとらせていただきます。

 あっ、配信停止のアドレス見ると、やっぱり「Lonegal」だ。これで「迷惑メールの類とは違い、会員(女性)自身が個々に送っている」なんて大ウソをよくもコケるもんだ。
 しかし、「バドガール」というのも、オトコを誘うアイテムとして機能してるんだなあと、変なところに感心。
 何度か書いてるけど、コスプレとかそういうの、私ゃ一つの文化的現象としてしか興味がないのよ。もし私にそっち方面の趣味があるんなら、女房を意地でも痩せさせてコスプレさせてるって(笑)。今のしげにはドラミちゃんのコスプレしかできんわ。


 夕方、アニメ『ブラック・ジャック』。『名探偵コナン』など。
 『ブラック・ジャック』は『ピノコ誕生』で、手塚真が脚本を担当。短編を30分に伸ばすのだから、原作にないエピソードがちょこちょこと加わるのだが、まだ体をうまく動かせないピノコが火事に怯えるとか、何かどうもわざとらしいのが多くてね。ピノコが寝てる傍にブラック・ジャックがパイプを置き忘れるとか、ちょっとウカツすぎるんじゃないかね。パチンコして車中に子供置き去りにする馬鹿親みたいじゃないか。
 それとよく分からんのは、嚢種のころのピノコ、声を日高のり子が当ててたんだけれど、どうして水谷優子にさせないのかね?
 相変わらず、そこそこにつまんないんだけれど、こんなんで映画版はちゃんとしたものに仕上がるんだろうか。 


 夜、9時からパピヨンプラザのロイヤルホストで、次回公演の顔合わせ。
 先々週、ホントはキャストが一堂に会する予定だったのが、ドタキャンが相次いで、二人しか集まらなかったという涙がちょちょぎれる事態になっちゃったので、今回が仕切り直しである。
 先日も集まっていただいたKさんWさんに加え、今日は細川嬢、小林嬢、堤さんにラクーンドッグさんも来られる。あと一人見えられる予定だったのだが、20分過ぎてもいらっしゃらないし連絡もない。堤さんが連絡を取ると、「日にちを間違えていた」とのこと。こないだのことがあったから、「連絡は確実に」としげに何度も念を押していたのに、確認を怠っていたのである。そもそもメールアドレスだけで電話番号を確認していなかったのだから、しげが手を抜いていたのは紛れもない事実で、言い訳のできることではない。せわしないのは分かるけれど、それをやれなきゃ公演を打つ意味がないのである。
 と言いつつ、こちらもまだ台本が未完成なので、みなさんには自己紹介とスケジュールの確認およびキャスト希望の連絡をするのみ。どうやらキャストは11人まで集まりそうである。あっとひっとりっ♪
 福岡近辺にお住みの方で、3月11日(土)・12日(日)、一緒に舞台に立ちましょうって方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。


 芦辺拓『名探偵博覧会�機/神皀襯僖鸞丱曄璽爛此戞柄聾疑簍�文庫)。
 映画『ルパン』に便乗したのか、ようやく文庫本になった。映画の方はそんなにヒットしてないみたいだから、小説の方も売れるかどうか分からないけれども。まあ、こういうパスティーシュ(模倣作)よりも、モーリス・ルブランのオリジナルの方を若い人には読んでもらいたいけれどもね。
 一応は文庫化を待ち望んでいたので、喜び勇んで読んだのだけれど、何と言うか、一読して困っちゃってね。嬉しい部分と悲しい部分が相半ばするというか。
 「モーリス・ルブランの『ルパン対ホームズ』は偽作だ」とか、ルパンのライバル・ガニマール警部と『ルパンの冒険』のゲルシャールは別人だとか、作者独自の解釈はそれなりに面白い。
 特に、「なかなか上手い」と思ったのは、ルパンとホームズが初めてまみえるあたりの「趣向」である。これには思わずニヤリとさせられた。恐らくは、かなりなルパンファン、ホームズファンでも(いや、だからこそ)、かえってこの「趣向」には引っかかってしまう人も多いのではなかろうか(一応、私は引っかかりませんでしたが)。このあたりの「描写」からも、作者がそれぞれのシリーズを結構読み込んでいることは充分に伺えるので、ルパンやホームズのキャラクターをよく生かしている点については、ある程度の評価はしたいと思うのだ。
 けれど、メインストーリーとなると、これががどうにも今ひとつなのである。
 舞台をパリ万博に設定し、川上音二郎・貞奴夫妻を登場させるなど、実在人物を絡める手法もこういうパスティーシュものの定番で、「日本人には」受ける趣向になっている。けど、外人さんに「サダヤッコ」と言って、どれだけ通じるのかね? ピカソが貞奴のスケッチを遺しているのは事実だけれども、そのことを知っている海外のミステリファンがいるものかどうか。
 つまりこの小説の弱点は、外国語訳されてもそんな趣向は全然ガイジンさんには分からないってことだったりする。つまりやっぱ「内輪受け」なんだわな。
 まあ、内輪受けだろうがなんだろうが、肝心の事件と謎解きが面白けりゃ、文句はないんだけれども、これがもう、ルパンとホームズの金看板を背負っといて、こんなチャチな事件かよ、と悲しくなるようなシロモノなのよ(涙)。
 ルパンの師匠が、実は実在の「あの人である」という点がメイントリックに深く関わっていて、それが誰なのかをわざと最後まで隠しているのだが、隠しているからこそ、これが謎を解くヒントになると逆にバレてしまう。つか、超有名人だから、ちょっとした表現で、すぐに誰なのか見当がつくんだよ(涙)。全く、なんで今更、こんなありふれたトリックを臆面もなく使えるのかね。
 トリックもチャチだけど、そもそも語り口のヘタクソさが小説をつまんなくしているのだ。芦部さんの小説、基本アイデアはいいんだけど、文章でいつも損をしている。なんか初期の高木彬光みたいなんだよね。
 一応、ホームズやルパンを読み出した中高生は楽しめるかも、ということで限定付きのお勧めね。長年のルパンファン・ホームズファンほか、ミステリファンにはお勧めしません。

2002年10月10日(木) ゴミとゴミとゴミの間に/『とむらい機関車』(大阪圭吉)ほか
2001年10月10日(水) 新番レポート復活!/アニメ『テニスの王子様』&『ヒカルの碁』第1話
2000年10月10日(火) 失敗合戦と治らないケガと異父兄妹と/『ムーミン谷への旅 トーペ・ヤンソンとムーミンの世界』



↑エンピツ投票ボタン
日記の表紙へ|昨日の日記|明日の日記

☆劇団メンバー日記リンク☆


藤原敬之(ふじわら・けいし)