無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2004年05月13日(木) そう言えば梅雨なんだわ。

 午前中はずっと雨。
 おかげで蒸し暑くて、イマイチ仕事に熱中できず。トンガリさんの代行だから、もともと乗り気はしてないんだが。それでも何とか午前中に形をつけたら、殆ど誰の手も借りずにやったからだろうか、上司たちが揃って「ご苦労さまでした」「ありがとうございました」とお礼の言葉をかけてくれる。
 ……ってもよう、もともとトンガリさんの仕事なんだから、上司としては、トンガリさんにいかに仕事をさせたらいいか考える方がスジなんじゃねえの? もちろんスジなんか通らない相手だから、徒労に終わることは眼に見えちゃいるけど、それでもやんなきゃなんないのが「仕事」ってもんだろうによう。
 今日は更に私の作成した書類がトンガリさんに「不備がある」って言われて突っ返されちゃいました。確かに不備はあったんだけど、だからその書類も本来トンガリさんが作んなきゃなんない書類を私が代行して作ったんだって事実、ちゃんと認識してる?


 しげは今日は、昼仕事。夜はゆっくりできるので、一緒に買い物。
 帰りにマクドナルドでてりたまバーガーを買って、これが今日の晩御飯。どこかに遊びに行ってもいいなあと思ったけれど、しげも私も金欠病なのでそれは断念したのだった。いや、まだ『ロスト・イン・トランスレーション』見に行かなきゃならないからね、今ムダ遣いはできないのよ。

 しげがずっとパソコンを使っているので、ネットの散策もできず。仕方がないので、録画したままラベルも書かずに放っといてたDVD‐Rを整理する。
 まだじっくり見てない映画やアニメも多いんだけど、こうしょっちゅう残業が多いんじゃ、見る時間自体、なかなか捻出できないのである。ああ、涙(T.T)。……残業した次の日は、その分早く帰ってもいいとかいう恩情措置は取ってくれないものかな。
 先日録画しておいた宮部みゆき×大林宣彦の『理由』をしげが見たがっていたので、DVDの山の中から探し出す。しげと一緒に見ようと思っていたので、これも未見のままだった。テレビ本体の方は乗りかかった船で私がDVDの中身を確認するのに使っていたので、しげはプレステ2の方を使って見ようとした。けれど、機種がどうやら合わないらしくて、いっかな再生できない。しげ、「見れ〜ん(TロT)」と泣いているが、そんなこと言われたって私だってどうしようもない。けどおかしいなあ、こないだ何かを録画した時はちゃんと再生できたんだが。DVDによっても再生できるものとできないものがあるのかもしれない。
 しげは別に大林宣彦ファンというわけではないのだが、昨今の日本映画の監督が、あまりにヒドイやつが多いので、必然的に大林宣彦の映画に注目しなきゃならなくなっているのである。とは言え、大林宣彦だって、「巨匠」なんて呼ぶ人もいるけれども、そこまで誉めちぎるのもどうかな、という気がしてしまう。なんたって、『瞳の中の訪問者』とか『ねらわれた学園』とかいう“怪作”があるものなあ。けれど私もしげも、山中恒原作の『転校生』や『さびしんぼう』、赤川次郎原作の『ふたり』や『三毛猫ホームズの推理』なんて大傑作があるものだから、どうしても大林宣彦映画には惹きつけられてしまうのである。ああ、あと小林信彦はケチョンケチョンに貶してたけど、誰がなんと言おうが『金田一耕助の冒険』は傑作です(^o^)。『キル・ビル』誉めるんなら、アレも誉めなきゃウソってもんじゃない?
 『理由』はまだ私も見てないのだが、大林さんが妙な「イロケ」さえ出さなきゃ、結構いいものにゃなってるだろうと思う。宮部さんも今まで金子修介とか森田芳光とか、ロクな監督に映画化してもらってないから、今度の『理由』が傑作とまでは言わないまでも、「見られるもの」になってくれてればいいと思うのである。


 アニマックスで『美鳥の日々』、第1話を見る。主人公の右手が女の子になっちゃうという、すっげぇヤラしい設定をムリヤリ少年マンガのフォーマットにぶちこんだトンデモないマンガなんだけれど、作画が田中比呂人さんなものだから、アクションとかエラいイイんでやんの。見たいアニメがあまり福岡まで流れてきてないし、とりあえず、これくらいは来週も続けて見ることにするかな。

 続けてWOWOWで『つかこうへいダブルス2003 幕末純情伝』。映画版では牧瀬里穂が沖田総司をやってたやつだな。「沖田総司は女だった!」という発想は、『風光る!』にも影響を与えてるんかな。
 つかさんの舞台は相変わらずエネルギッシュで、見ていて決してつまんなくはないのだけれども、現代の衣裳のままで幕末のドラマをやるというのは、どうなんだか。新機軸、と言ってあげてもいいんだけれども、「現代人に幕末人は演じられないから」って後ろ向きな発想でそうしてるんじゃないかと、どうしても皮肉っぽい目で見てしまいそうになるのである。
 広末涼子は熱演してはいるんだけれども、この人の天然っぽい雰囲気は、どんなに一生懸命に演技してもどこか手抜きっぽく見えてしまうので(本人はそんな気はないのだろうが)、絶叫とアクションが命のつかこうへいの芝居には合わないんじゃないかという気がしてならない。特に汗まみれの筧利夫と並ぶと、どうしたって「負けてしまっている」のだ。ああ、こんな時、内田有紀がいればなあ。『飛龍伝』のときの内田有紀は本当によかったんだ。躍動するパッション! 日本語になっちゃいないが、そんな感じだ。あれくらいの体当たり演技じゃないと、筧利夫には太刀打ちできないと思うんだけど、引退しちゃったからなあ。返す返すもああいう逸材を独占しやがったジュン君にはイシをこつけ(=投げ付け)たくなるのである。
 広末ファンには悪いが、彼女が引退しても私はあまり惜しいとは思いません。私にとっての広末涼子は、『20世紀ノスタルジア』で始まって、それで終わっているのである。

2003年05月13日(火) すっ飛ばし日記/リズムな男の死
2002年05月13日(月) アッパレパソコン大合戦/『アニメージュ』6月号ほか
2001年05月13日(日) 愛の嵐/DVD『BLOOD THE LAST VAMPIRE』コンプリートボックス



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