無責任賛歌
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| 2003年09月02日(火) |
頼むから朝だけは送ってくれ/映画『大学の若大将』/『ハレグゥ』1巻&『アストロベリー』1巻(金田一蓮十郎)ほか |
昨日今日と、しげが朝になっても起きてこないので、タクシー代を巻き上げて通勤。タクシーがなかなか通りがからないんで、今日は遅刻ギリギリであった。朝になって、「今日はキツイから行かん」とか言われてもメイワクこの上ないのである。「だってオレも朝にならんとわからんし」とか言ってるけど、睡眠時間の取り方を予め考えてないから体調を崩すのである。寝つけないならクスリでもとも思うのだが、これはしげはとことんイヤだろうしなあ。第一今しげが私の役に立ってることってこれしかないんだから、それくらいは確実にやってくれないと、ホントにただのコバンザメなのである。コバンザメってのは比喩だけど、ホントに人が買っといた食料、勝手に食い散らかしたりするしな。(⌒ー⌒メ)ピクピク。 罰金を取っても約束を守らないなら、さて次にはいったいどういう手を使えばいいものか。気分的には「何言ってもムダ」という諦めモードに入っちゃいるのだが、放置してても部屋がどんどん散らかるばかりなので、何とかしなきゃならんのである。 洗濯だの食事だの、全部一人でやってんのにさ、その上甘え腐った女房の面倒まで見てやるような体力も余裕も、もうなくなってきてるんだよ。
俳優、チャールズ・ブロンソンが8月30日、肺炎のため死去。享年81歳。 日本ではあの口ヒゲで有名だが、1960年の映画『荒野の七人』ではまだヒゲを生やしてはいなかったので、ポスターにはヒゲが描き加えられたというのも有名なこぼれ話。看板に偽りアリではあったんだが。 デビュー当時は本名のチャールズ・ブチンスキーで出演していたというのも豆知識。「マンダム」のコマーシャルのおかげばかりではなかろうが、決して美男子ではなく、寡黙で男臭いその風貌は、日本人には親しみ易かったと思う。あちらの俳優には珍しく、奥さんとの仲がよくて、スキャンダルの少ない人でもあった。 この人の映画についても語り出したらキリがないのだが、一番好きだったのはアラン・ドロンと共演した『さらば友よ』であった。筋忘れてるからまた見返さないとイカンな。 日本のファンに意外と知られていないのが、妻子を殺されて復讐を誓った男・ポール・カージィを演じた『狼よさらば』(1974)に始まる“DEATH WISH(死の願望)”シリーズ。この第1作のタイトル自体、『さらば友よ』と『狼の挽歌』というブロンソン二大ヒット作のツギハギであるのだが、続編の5作品とも全て原タイトルには「DEATH WISH」が付いているのに、なぜか日本の配給会社は全て「別作品」として売ってしまった。全タイトルを並べるとこうなる。 『狼よさらば(1974/DEATH WISH)』 『ロサンゼルス(1982/DEATH WISH �供法� 『スーパー・マグナム(1985/DEATH WISH 3)』 『バトルガンM−16(1989/DEATH WISH 4: THE CRACKDOWN)』 『DEATH WISH/キング・オブ・リベンジ<未>/<TVタイトル>狼よさらば・地獄のリベンジャー/デス・ウィッシュ5(1993/DEATH WISH V: THE FACE OF DEATH)』。 2作目はちょうど大学のころにグータロウくんと一緒に見て、「意外と面白いじゃん」と話したっけなあ。これには奥さんのジル・アイアランドも出演していたんだが、やはり映画の中身は忘れてるのである。つまんないならともかく「面白かった」という記憶だけは残ってるのだから、人に奨めるときにこんなに困ることはない。結局3作目までは見たかもしれんが、これもウロオボエ。 テレビドラマを除けば最後の『キング・オブ・リベンジ』がブロンソンの遺作である。70歳を越えてなおアクション映画に出演していたのだから、このシリーズにブロンソンがどれだけ力を注いでいたかが分かろうというものである。 珍品と言われているのは、三船敏郎、アラン・ドロン、アーシュラ・アンドレスと共演した西部時代劇『レッド・サン』。盗まれた刀剣を追って、三船敏郎といがみあいつつも男の友情を結んでいくブロンソンは素直にカッコよかったと思う。
訃報が続く。といっても亡くなったのは半月ほど前。 俳優の穂積隆信さんの長女で、『積木くずし』のモデルになった穂積由香里(本名・鈴木由香里)さんが、8月13日ごろ、心不全のため死去していたことが昨1日に判明。享年35。 早すぎると言えばこんなに早い死もないけれど、やはり若いころの薬物が体を壊してたのかな。 結局、積み木は崩れちゃったまま、という感じだけれど、非行ってのは、自分ではコントロールが利かなくなってる病気みたいなもんなんだなあ、と、昔、本を読んだときには思ったものだった。感情のコントロールが上手くできてる人間なんてのはそうはいないから、人間はみんな「非行」っていう名の病気に罹ってるようなものである。キレるのは子供ばかりとは限らない。 穂積さんの場合、ずっと治らない病に罹ったままだったとしても、一瞬一瞬には小康状態だったこともあったのではないか。そういうことを、せめてもの「救い」だと考えることしか人にはできないものなのではないかとも思う。
CS日本映画専門チャンネルで映画『大学の若大将』。 若大将シリーズの記念すべき第1作だが、この手のやつはたいてい日曜の昼どきのテレビで漫然と見てることが多かったから、どれがどれやらわからなくなっているのである。 この際、きちんと一作目から見とこうと思ったのだが、この1作目には記憶があった。水泳シーンもそうだが、冒頭、青大将・石山新次郎(田中邦衛)が若大将・田沼雄一(加山雄三)の代返を石脇教授(左卜全)にチクってるような細かいところも、見ると思い出す。 ちょっとびっくりしたのは、その青大将の田中邦衛の名前が、タイトルロールでは随分あとに出ていること。当時は新人だったのだから、ということなんだろうが、アレだけ出ずっぱりなのになあ。同じ新人でも、加山雄三はいきなり主演デビューなわけだから(厳密には前年の『男対男』での準主役がデビュー)、上原謙の七光だよなあとどうしても思ってしまう。 その上原謙も、見合い相手の父親、野村社長訳で出演。これが最初の共演作だけれど、あまり深くは関わらない。あまりこの二人って、「親子」ってイメージが強くないんだけれど、それってやっぱり上原さんの後添えの方のイメージが強いせいだろうか(^o^)。
続けて映画『告白的女優論』。これもしばらくぶりの再見。 吉田喜重監督によるATG作品で、この人のように思想的に映画を撮る人の作品は、たいてい頭でっかちなものになっていて、正直な話、好みではないのだが、これは舞台朗読劇的な構成に惹かれて見たので、まあ面白かった。好きな役者さんが結構多数出演しているのである。 しかしまあ、3人の主役女優、朝丘ルリ子も岡田茉莉子も有馬稲子も、三人揃って映画の撮影中に大時代的な、感情大爆発な演技をするのは納得もするんだけれども、素に戻ったときに普通の仕草に戻るかというと、普段もやっぱりまんま「演技」なのである。まるで映画全体が女優は私生活においても女優であると主張しているようで、それはそれで「主張」としては理解するんだけれど、日常でこんな「私は女優!」みたいなセリフ回しをするような女が側にいたら、ちょっと引いちゃうのは確実であろう。そう思ってこの映画を見ると、やたら笑えるのである。 朝丘ルリ子なんか、木村功演じる監督と、赤座美代子がシャワールームで絡んでるのを見て、「あそこには私がいるべきなんだわ!」なんて叫ぶんである。岡田茉莉子もそう言って吉田監督を口説いたのかな?(^o^) それにしてもこのころは赤座美代子も脱いでたんだなあ。 ヌードと言えば、三国連太郎が太地喜和子と絡んでるのを見ると、ああそうかこのころはこの二人……と、昔見た時には知らなかった楽しみ方が味わえる。このころの太地喜和子はさほど肉感的でなく、オッパイも小振り。そこに惹かれたか三国め……って、陰気な楽しみですみません(^_^;)。でも映画の内幕ものってツクリしてりゃあ、そういう連想もしたくなるわな。 ついでに言っときますが、主演のお三方は肝心なところは見せません。期待はしすぎないように。 岡田茉莉子を診察する戸山博士役で、『奥様は魔女』のラリー・テイト役の声優、早野寿郎が顔出し出演。もちろんデビッド・ホワイトの顔はしていないけど、声が同じだからすぐわかる(^o^)。
マンガ、金田一蓮十郎『ハレグゥ』1巻(スクウェア・エニックス/ガンガンコミックス・410円)。 『ジャングルはいつもハレのちグゥ』全10巻の、改めて1巻から始める意味が全くない第1巻。文庫化考えての措置だったりしてな。 新キャラが何人か登場してるけど、そのせいなのかグゥの影が薄い。いかんなあ、ちゃんとグゥを出さなきゃ。新たに判明した事実ってのが、ロバートが日本人だったってこと。でもこれもそれが判明したからって意味はない。行き当たりばったりの展開で先が全く読めないが、アニメの続編製作も決定したようなので、とりあえずはめでたしだ(何がだ)。
マンガ、金田一蓮十郎『アストロベリー』1巻(スクウェア・エニックス/ガンガンコミックス・410円)。 なんだか金田一さんオンバレードだね。まあ面白いマンガがたくさん読めるのはいいことである。 あらすじは裏表紙に書いてあるのをそのまま引用しよう。
> 新しい商売を探しに地球にやってきた宇宙人ベティ。奴隷用に地球人を複製して一攫千金を狙うも、問題発生!! 奴隷に適した桜まこの性格をクローン2体にコピーしたはずが、それぞれ全く違う性格になってしまいました。その謎を解くため、まこを調べることにしたベティ! 人類の真理を求めるSF推理スペクタクル大巨編!!
もちろん最後のSFなんたらはギャグである(^o^)。金田一さん初のラブコメ、という振れこみでご本人もそう謳ってはいるのだが、体質がギャグな人がラブコメやっても、やっぱりどこかヘンなギャグマンガになってしまうのであった(^o^)。 まこの設定、AB型のおとめ座、フルーツパフェとくるみパンが好きで、趣味は絵本集めと料理、虫が少し苦手、とカバーめくった表紙に書いてあるけど、これがどうしてクローンにしちゃうとイケイケねーちゃん・バニラと心配症でイタイケな子供・チョコに分裂してしまうのか。 そこまでの展開も充分ヘンなんだけど、まこを調査するベティ(外見はカッコいい美青年である)に至っては覗きに尾行、家宅侵入と、ほとんどストーカーである(^o^)。なのになんでベティにときめくかな、まこ。 定番の「あっ、バンツ履くの忘れちゃった」ネタもしっかりあるのだけれど、女性作家でこれ描いたの、金田一さんが初めてではなかろうか。たかがラブコメと侮ってはいけないのである。
2001年09月02日(日) 風が痛いから?/『新天地無用! 魎皇鬼』1巻(奥田ひとし)ほか 2000年09月02日(土) 山本正之・あ・ごーごー
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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