終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2011年11月27日(日)

基本的に他人のことは書かないあげつらわない褒めないというのが私のやりくちだが、あんまり自分のなかにたまりすぎたから書いておこうという気をおこした。まあこんな埃だらけの放置日記、誰も見てないだろうからいいのである。

ここ半年ばかり、ずっと遊んでもらっている方がある。
実際は一度中断しているのでもう1年くらい前からということになるのだろうか。
詳しい説明は避けるが、例のスタイリッシュアクションゲームのなりきりで、
じつはAとBという二組同時に遊んでもらっていた。

複数組で遊んでいる時にトラブルの元になりやすいのは温度差だ。
どちらかのPLがどちらかのPCに肩入れをしてそちらをメインにしたがり、
しかももう一人のPLが逆の方に肩入れをしているとなると、これはもう厄介である。
いわゆる二股状態なら絶交覚悟でどちらかにサヨナラするという荒療治もある。
でもこの場合は、遊んで欲しいのはどちらも同じPLで、断交は解決にならず、
気持ちよく遊んで欲しい。ただ遊んで欲しい内容が違う。そういう状況になる。
しいていうならラーメンが食べたい時に焼き魚ばかり出される感じだ。
相手にしてみれば、そんなに好きでもないラーメンがしょっちゅうテーブルに上っているという状態だろうことは想像にかたくない。

みなさんこんな場合どうしているんだろう。
私はどうしたか。ラーメンは好きだ。でも焼き魚も嫌いではない。
相手が焼き魚がそんなに好きなら、まあいいじゃないか。
というわけでラーメンを諦めた。そして今は焼き魚をつきつめている。
それでたいして後悔もしていないわけだが、ときどき思うこともある。

あれに悪いことをした。救いもなく、木の枯れるように枯らしてしまった。
生きたいと願っていたものに、明日へ行きたいと迷いながらも思っていたものに、
行き場もない暗がりしか、終わりない迷路しかやれなかった。
いつかあの男はなんらかの形でまた私を訪れることになるだろう。

私はよく知っているのだが、ひとは愛されるだけでは十分ではない。
自らの望む形で愛されなければ幸福にはなれないものだ。
たまたま私は諦めるということをよく知っているので、打算によって自分をだますこと次の機会があると説き伏せることをよく知っているので、そうできない相手に出会ったときには自分がそうしようと思う。だからときどきひとりきりで自分自身の亡霊と向き合わなければならないはめにもなるのだが。まあそれはそれだけのことだ。


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