終わらざる日々
...太郎飴
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- 2011年03月12日(土)
この夜は誰も眠ってはならぬ。
どこぞの高慢ちきなお姫様のためのうたのように、
眠らぬ人々が夜を延々と歩いていた。
それは行進のようでもあり葬送のようでもあった。
この夜は眠ってはならない。
そうだ、この夜を見ることなく水火に没した人々のために。
哀悼でもなく黙祷でもなく、人々の歩みそのものが祈りであった。
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