終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2008年04月24日(木)

死ぬ夢をみた

正確に言うならこうだ。
今夜自分が死ぬという夢をみた。
あと数時間という自分自身の余命を、さあどう使おうかと考えていた。
で、どう使ったのだろう。覚えていない。

わたしは不安で、どうしよう、などと考えていた。
夢の中で乗ったばかりのバスから急いで下りていたのが、
慌てたときのわたし自身の行動と符号しておかしい。

結局、わたしは誰にも言わずに、その夜もベッドに入ったようだ。
自分の死に臨んでも誰をも許すことなく許しを乞うこともなく、
神のもとへ駆けこみすることもなく、和解することもなく、
(たぶん)ボルヘスの読みかけの短編を読み終えただけで、
そうだ、自分や誰かのために泣くこともしなかった。

妙な話だ。たぶん、ほんとうにそうなっても、私はきっとそうする。


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