- 2007年11月09日(金) かぜをひいたらしい。 こういうことを誰に言うべきだろう。 これは事実以上のものだから、すこし迷う。 母に言ったらきっと家のことを放り出して飛んでくる。 とはいえもれなく小言つきだから、あんまりありがたくはない。 幸い、備蓄はそこそこあるので外に出られなくても問題はない。 そうだ、食糧も、本も、音楽も。 きょうあす、ちっと籠城してみよう。休みで良かった。 わたしの部屋に、小さな蜘蛛が住み着いた。 じつをいうと、蜘蛛は好きだ。 益虫だと言い聞かされてきた経緯があるというだけではない。 なんとはなしに兄弟のように思うからだ。 しばらく所在なくさまよっていたのだが、 とりあえずサボテンの鉢に居場所を見つけた気配で安心する。 わたしの部屋の真向かいの民家の換気扇に猫がいる。 三毛の太った猫で、使われていない換気扇の覆いに住んでいる。 夜は知らないが、休みの日の昼によくそこで寝ているのを見る。 さあ、わたしここが好きだ。そうだね? -
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