終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2007年08月28日(火)

というわけで伊豆に行って帰ってきた。
3日で7回潜り、なんとか水中の身ごなしも板に付いてきた、かな。

コウイカのちっこいのとアイコンタクトをとる。
洞窟の奥ーのほうで掌ほどのが静止していて、
ついーと近づいていったら、こっちをちろっと見てふいっと逃げた。
かわいすぎて悶絶する。

ワタリガニの移動中を目撃する。
いっちゃん後ろのほうについている一対の脚がプロペラ状になってるのだが
こいつをへらへら動かして泳いで長距離を移動する。
よく漁師さんが「ガザミが湧く」という表現を使っていたのだが、
なるほどこの機動力ならわかる。

サカタザメと追いかけっこする。
カマスの群れと泳ぐ。キビナゴの大群がカンパチに捕食されてるの見る。
クエの真上を泳ぐ。コロダイのつがいに挨拶する。
イシモチが目の前をよぎる。
食卓では生気なく蹲っているそれらの生き物たちの、なんと多彩なこと。
その動き、そのたたずまいは生命に溢れ、興味は尽きない。

だがそれらのなににもまして光。青い光の揺れ動くさま。
わたしは中層を泳ぎながら岩場の上を過ぎ、砂州に至り、アーチをくぐる。
わたしは飛行者だ、高くも低くもゆける。
起伏を超えてゆくこともその上層をゆくこともできる。
まさに日ぐれる空は水面のさらに上にあり、渺茫として染まり行く。
やがて静かに世界の四方より広がる闇と夜。
トーチのわずかな灯りが、実体を持つこの闇を照らす。

ああ、かなたの赤い蝕の月。


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