終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2003年11月06日(木)

夢の話:





1:
私は緑の深い池に囲まれた小島にいた。小島は石を積んで一つの城に作られ、
対岸は池よりもさらに深い緑の密林だった。光は斜めに射して水面を明るませ、
そして私は拷問吏を待っていた。私は拷問の後に殺されることになっていた。
物音ひとつない静かで平和な場所だった。私はもうすぐそこで死ぬのだった。




2:
広くもない部屋にはほこりが分厚く積もっていた。
窓や扉はくもり、ひび割れていたが外は見えなかった。
私はほこりっぽい空気の部屋の、ほこりっぽい床の上に立っていた。
私は周囲を見回した。もう外に出れないことはわかっていた。
外などないのはわかっていた。そこは世界の最後の残りなのだった。





3:
どこまでも続く廊下を私は走っていた。出口を探していたのだ。
無数の窓や扉はどれもほかの部屋に続くばかりで、外や出口は見つからない。
どれくらい走ったのかもうわからなかった。私はようやく外に続く扉を見つけた。
扉を開けると、空だった。よく晴れた空は夕暮れの黄色と青だった。
地上には黒々と無数の尖塔が立ち並んでいるのが見えた。塔に果てはなかった。
そこで私は足を踏み出し、遠い地上に落ちて、出口のない館を出ていった。


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