終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2003年08月12日(火)




「お前の迷路には三本、余計な線がある。
 ギリシアの迷路を知っているが、これは一本の直線だ。
 その線のなかで、じつに多くの哲学者が迷った。一介の刑事が迷ったって、
 ちっともおかしくない。シャルラッハ、生まれ変わってまたおれを追うときは、
 A点で犯罪を犯すふりをしろ(あるいは犯せ)。それから、
 A点から八キロ離れたB点で2番目の犯罪を、A点とB点から四キロ離れていて
 二点の中間にあるC点で、三番目の犯罪を犯すんだ。そしてそのあと、
 A点とC点から二キロ離れていてやはり中間にあるD点でおれを待て。
 いまトリスト=ル=ロワでおれを殺そうとしているように、
 このD点でおれを殺すんだ」
「この次あんたを殺るときは」シャルラッハは答えた。
「一本の直線でできていて、目に見えなくて、切れ目もない、迷路で殺るよ。
 約束する」
                   J.L.ボルヘス『死とコンパス』




なんでかひどくこの写真に似合うと思った。
もっとマシな写真ならよかったんだが…。


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