- 2002年10月10日(木) 悲しみが絶望として定着するまで。 1: どれだけの時間がいるのだろう。 悲しみを生き、絶望を生きて。 そうして。 どうすればいい。 埋める術のないのは両手の間の空虚だろう。 2: 心臓が軋み悲鳴を上げるだろう――あるはずのものがない! 悲しみを、絶望を生きて。 ああそして、どうすればいい。 あるはずのものがない。 いるはずのひとがない。 その苦しさを生きて。 終わらないのだ、その日々は。 3: 終わらないのだ、その日々は。 死んだ子の年を数えるという――そうだ。 時は過ぎるから、誰がいなくなっても。 そ知らぬ顔して世の中は歳月を重ねていくから。 あの子、どこ。 本当なら、卒業式。 本当なら、入学式。 本当なら、今日は休日。 本当なら、今日は一緒にお出かけ。 なのに。ああ、あの子、どこ。 あの子、どこ。 どうしてここに、いない。 4: この悲鳴はどこへ行く。 悲しみを生き、絶望を生き。 全てを現実にして生きてくしかない。 誰か、あの子を探してください。 十一年前にいなくなった子供。 二年前に殺された娘。 ……気が、滅入る。 -
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