- 2002年08月02日(金) 歌う月。 1: ある夜、魔界に目覚める。 世界は様相を変えている、ああどこまでも暗い。 ひた走る、ひた走れ。 血の臭い。 情念と暴力の遺臭が立ちこめる。 2: ある朝、魔界が明けない。 世界は様相を変えている、私は知らない。 ひた走る、ひた走れ。 ここは私の遊び場。 だがこれは朝、これは真実。 名前のない感情が押し迫る。 3: 絶望と悲痛、狂気をこの世界に書きつけた男を追う。 どこにいる。 おまえは逃れられない。 おまえを捕らえ、おまえを裁かなければ、 おまえがつけた、世界の傷は癒されない。 (ほんとうは、どんなことをしても、癒されない) 傷つけられた人間世界が悲鳴を上げる。糾弾を求める。 どこにいる。 おまえは一つの傷、おまえは一つの過ち。 人間世界は低くも高く、そう叫ぶ。 -
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