終わらざる日々
...太郎飴
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- 2002年07月05日(金)
帰り来る。
――夏だ。
このどうしようもない懐かしさを、どうすればいい。
ネオンと夕暮れが競う。
車の窓を開けよう。
空気は湿気と濃密な生気に満ちている。
排気ガスも多少ならかまわない。
緑の植え込みとアスファルト、全てが私に近しい。
空気と世界が戻ってきた。
ここは私の国だ。
私の郷里だ。
私はようやく帰ってきた。
ネオンの明るさ。
夕暮れの長さ。
長い旅路だった。
秋と冬と春を通った。
休みなく歩いても、時間は飛び越せない。
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