|
|
■■■
■■
■ お家へ帰ろう。
明け方に見た、温かい色合いの夢。
どこかの劇場で、夜、入り口の扉のところで待っているわたしがいる。 場所は英国? 温かな色合いの明かりが灯り、やがて映画か何かが終わってたくさんの客が出てくる。皆、コートを羽織ったりして、冬なのだ。
そして、ひとの流れの中、劇場から出てきた彼がわたしを見つけてくれる。
別れて一ヶ月。 ずっと会っていなかった。
わたしを見つけ、ちょっとうれしそうに、おっ?といったような感じで笑いながら眉をひそめたりして、彼はすいっとわたしのそばを通り過ぎる。 そして、建物の陰で携帯からわたしにメールをしようとする。 そのうしろ姿をつかまえ、黒っぽいスーツにコートを着た彼の肩に、わたしは甘えるようにあごを乗せる。彼のコートのにおいがする。
優しく包み込むように微笑む彼。
そして彼は、世界一優しい声で、帰ろう、と言うのだ。
帰ろう。
そして、手に持った袋をちょっと上げる。
ワイン。
わたしは、彼の左腕をとり、ほんとうに幸せ一杯にふたりで歩き出す。
そういう夢だった。
2007年09月02日(日)
|
|
|