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■ センスを取り戻すパワー。
ジンバブエの空気は、とても熱くなってきている。 雨季の直前のこの時期がもっとも暑い。
ほんとうは窓を開けて車を走らせると治安上よろしくないので、あんまり好きではないがクーラーを入れる。今日は特別、エディンバラからのゲストを助手席に乗せたからでもある。
わたしがエディンバラ大学で修士をとったのが2001年。彼女はその二年後にエディンバラにやってきて、政治学を中心に教えている。 ジンバブエの政治、とくにNGOと政府・国家の関係、選挙などについて、過去10年以上にわたり研究してきた彼女は、現在のわたしにとって非常に重要な人物なのである。
再びジンバブエに調査にやってきた彼女と、今日、ランチをともにした。
欧米の研究は彼らからの視点で語られることが多く批判されることもあるが、やはりわたしにはこの英国式の教育を受け英国で教えている彼女のとうとうとあふれる知識・経験・ものの見方に触れることにより、自分の感覚が呼び覚まされることを期待している。 そしてそれは、外れてはいなかったように思う。
センスを取り戻すパワーを得るやりかたは、自分が無意識的に知っている。 いままでの仕事と違って、こんどはもっと自分自身を信じていい。
だから今日、わたしは彼女に会うのを楽しみにしていた。 そして、実際、これは大きな良い刺激となった。
来週からわたしはいろんなひとにアポイントメントをとる。 いつだったか、なにもわからないままにアフリカへの道を探り始めた大学生のころのように、こんどは手に入りそうなカードをどんどんならべ、ひとつずつ裏返していく。そして、あるとき雲がすっと晴れるように、青空が見えてくる。自分の調査テーマが明確になってくる。
あせることは何もない。 しかし、自分は何も持っていないわけではない。
アフリカ研究を始めて、何年にもなるのだもの。
2005年10月21日(金)
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