目に焼きついて離れなかったその手とその指とその背中全部覚えていたかったのにほかの事は何一つ思い出せなくて頬に添えた手のひらと最後に離れていった指とどんどん遠くなる背中思い出すのはずっとずっとそう決めた それすらだんだん色褪せてく