ろうそくの炎をじっと見ていた真夜中 燃え尽きる前に一瞬 力ふりしぼるように激しく燃えて そして消えた なぜだか涙が出てきて 私は この胸の炎を慌ててかき集めて 消えないでと 消さないでと 大事に思う気持ち それならたくさんあるのに あなたという芯がもうあと僅か ひとたび風が吹けば その小さな火はひとたまりもなく