ケイケイの映画日記
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2005年06月10日(金) 子宮筋腫なんか怖くない(1)

今日は気晴らしに「ZOO」の感想を書こうと思っていましたが、昨日婦人科医の内科的診断の説明に一晩眠れなかったのに、今日勤め先の若先生に相談したら一気に解消、では怒りの長けを書きたいと思います。

昨日月曜日の血液検査が出たので説明を受けました。尿検査でマックスに近く出ていた糖・たんぱく・潜血は、今回ましになるもやはり続行。しかし一番判断が大切な血糖値ヘモグロビンでは全て基準値だったので、これらが引き起こす病気はセーフでした。しかし肝臓の項目で赤信号が。「ちょっと数値がひどいので、S先生(勤め先の内科の先生)にB型C型の検査もしてもらいなさい。」「(大変)!!!」他には貧血。「これもひどいです。多分自覚がなかったかもしれませんが、以前からです。これも治療してもらいなさい。」そして一番ひどかったのが白血球。普通3000〜9000が普通のところ、なんと21110!「ちょっとこんな数値見た事ありません。」「慢性的だったんでしょうか?」「いいえ、急性です。慢性でこんな値、我慢できるはずありません。」よく救急車呼ばんかったもんやと言いたげ。おい!、さも肝炎だと言いたげな後、この言い方はないやろ!

これに関して、今日若先生に相談したところ、「この肝臓の項目は、前日のアルコール摂取の取り方で出るような項目です。大切な項目は全て基準なので、この値でB型C型を発病していることは、まずありません。僕なら新たに肝臓の精密な血液検査はオーダーしません。」「(ホッ!!!)」。「貧血も鉄分からの貧血はみられますが、本当に大切な項目はこれも基準値です。でも脱水の項目が検査にオーダーされていないので、これは一概に言えません。体が脱水状態で血が濃くなって基準値になっている場合もあるので、脱水も含めて検査し直しましょう。」「ハイ」。「白血球も、これも結構ええ加減な数字が出やすい項目です。自覚症状でましになっているし、きちんと治療していけば、正常値になるのは間違いないです。」「ハイ!」。血液検査の際のオーダーは、とても大切で難しいのだそうです。

私は昨年9月から胎盤注射を健康増進に打ってもらっています。筋腫と注射の因果関係を婦人科医に問うと、「大いにあります。畑に肥やし、泥棒に金渡していたようなもんです。ちゃんと婦人科で診てもらわずに勝手にホルモン活性化したあなたが悪いです。」「そしたら止めたほうがいいんですね?」「それはあなたの自由です。」なんじゃーそりゃ!それになんちゅう言い草!

この件も若先生に相談。「これは肝臓の治療薬として認証されている注射なんで、ホルモン剤とかじゃないし、ちょっとその先生不勉強ですね。」と言いながら、製造元の研究室の方に電話して下さいました。そうすると私の年齢、月経周期から判断して、因果関係は確かめられないとのこと。念のため、婦人科の方で、注射についての見解を聞いて下さるそうです。この注射は肝臓には本当に効き目があり、悪い数値が出た私はホッとしました。

しかし筋腫に対しての見解は若先生もいっしょで、「このまま置いておけば、腎盂炎を繰り返す恐れもあるし、慢性的に貧血にもなります。(今回恐怖の大量出血の5日間を初体験)。ケイケイさんの子宮を残したいお気持ちもわかりますし、筋腫だけ取ることは可能だと思います。だって帝王と同じことだと思うんですよ。まずは腎盂炎を治して、大きな病院で精密検査を早く受けることですね。」

本当に今の勤め先で仕事をしていて、今日ほど良かったと思ったことはありません。内科医が医者で一番賢いと言われますが、まさに実感。でも普通ならこの婦人科医の「子宮は全摘」「子供を生み終えたから、もう子宮はいらないでしょう」「B型C型肝炎の疑いあり」などなど、無神経だったり見当はずれの診断をされても、そのまま怯えた気持ちを抱えて治療を続ける人が多いと思います。気持ちがアップダウンを繰り返し、凹み気味の私でしたが、徐々に落ち着きを取り戻しています。そして納得のいかない診断には、病院を変えてみる必要も痛感しました。これを読んで下さっている皆さんも、良心的で見立てのよいホームドクターに恵まれることをお祈りします。

次回はちゃんと映画の感想文に戻ります!


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