ケイケイの映画日記
目次過去未来


2005年05月24日(火) 「ブレイド3」


本当は今月予定が12、3本ほどあり、この作品までは手が回らないので、観たいという中1の息子には友達誘って観ておいでと言っていたのですが、誰も見つからず。何日か前「お母さんて、毎月4本くらい映画観るん?」と聞かれ、「いやもうちょっと。」「5本?」「もうちょっと。」「6本?」「・・・・・。」と言う会話の前ふりがあったので、却下出来なくなってしまったのです。クラブの朝練に昼練、週三回7時から10時まで塾で頑張る可愛い息子の頼みだ、えーいもう一本予定に入れよう!と言うことで、お昼に「スカーレットレター」を観た後、日曜日の最終回、7時10分のを観てきました。

今日もバンパイア退治に勤しむブレイド(ウェズリー・スナイプス)は、誤ってバンパイアの奴隷となっていたおとりの人間を殺してしまい、アジトを襲撃されFBIに殺人鬼として捕まります。そしてウィスラー(クリス・クリストファーソン)は逮捕時の銃撃戦で亡くなります。絶対絶命のピンチを救ったのは、元バンパイアの奴隷から今ではバンパイアーハンターとなったハンニバル・キング(ライアン・レイノルズ)と、ウィスラーの娘アビゲイル(ジェシカ・ビール)でした。「ナイト・ウォーカー」というバンパイアハンターの集団の彼らに、今回の敵はバンパイアたちに4000年の眠りから目覚めさせられた始祖ドレイク(ドミニク・パーセル)だと聞かされます。

ご存知ウェズリー・スナイプスの俺様映画の最終章。始まってあれ?としばらく違和感があったのは、声がご本人様だったからです。私は何度も「ブレイド」を観ていますが、全てテレビ放映なので、すっかり大塚明夫の声に慣れてしまっていたのでした。ウィスラーもそう。アフレコは大塚明夫の父・大塚周男(ブラック大魔王の声)の親子共演でした。

筋はあってないようなもの。能天気にアクションとカッコよさを楽しめれば、それでOKの作品だと思います。スナイプスは若干体が小さくなったような気がしますが、相変わらずの貫禄で充分満足させてくれます。ご自慢のサングラス姿が、今回は何故かちょっとお茶目に見えました。

でも私が今作を気に入った最大の理由は、アビゲイル役のジェシカ・ビールの登場です。「悪魔のいけにえ」のまずまずのリメイク作「テキサス・チェーンソー」でも、現代的に味付けしたヒロインを好演していた人です。長い手足から繰り出すアクションシーンはキレがよく、かなり身体能力もありそうです。細めながら筋肉質のスタイル、硬質ですが冷たくない美人で演技力もそこそこです。「テキサス〜」でこれから伸びる女優さんだと見込んでいたので、私は大満足。同じタイプの先輩ジェニファー・ガーナーは、確かベン・アフレックスの赤ちゃんを御懐妊のはずで、しばらくは休養のはず。その隙を狙って、是非飛躍して欲しいです。

知らなかったのですが、WWEのトリプルHがバンパイア役で出ていました。彼はリングに上がると、割とハンサムに見えますが、役柄のせいかこの作品ではコメディリリーフ的な怪力バンパイアに終始しています。ロックは映画でもハンサムなんですけどね〜。この役柄で引き受けたのは、器が大きかったからか、それとも映画に出たかっただけか?キング役のライアン・レイノルズは童顔にマッチョな体がミスマッチしていて、ちょっと可愛かったかな?何も考えずに2時間アクションの連続を楽しむには、問題のない作品だと思います。すぐ忘れるけど。やっぱり「1」が一番私は好きですが。


ケイケイ |MAILHomePage