日々記
もくじかこみらい


2002年05月10日(金) 世界はなんて。

この世界はなんて素晴らしいんだ。
ミスチルのニューアルバムを聞きながら、私がなんとなく思い出したのは、なるしまゆり先生の『少年魔法士』に出てくる台詞。
「おまえだって、蛆虫よりも醜く、花よりも美しい」
この世界だってそうなのかもしれないと思ったり。

というわけで、ミスチルニューアルバム『It's A Wonderful World』の感想をつらつら。
聞いたことない人はどうにかして聞きましょう。

01 overture
彼ららしい重層なオープニング。
02 蘇生
とってもポップ。ドラムと声が同時に胸に来る。
前向きに前向きに。前を見て考えて。力強く生きている感じ。
03 Dear wonderful world
親愛なるとか付けちゃう桜井さんが好き。とても好き。
04 onetwothree ダー。
が、やりたかったそうだ、彼ら。
やはり桜井さんは『ショーシャンクの空に』が好きだった。私も好きじゃ。
一度見たら、あの突き抜けるみたいな青空が忘れられないんだ。
好きなものは好きな人も好きという好きの連輪を確信してみたりする。
05 乾いたkiss
とてもイヤラシイ大人な歌詞。さりげなくしてるところがミスチル。
06 youthful days
ドラマが好きだったなあと、おいしそうなケーキを思い出す。
君は笑う悪戯にニヤニヤと。僕も笑う声を上げゲラゲラと。
07 ファスナー
またまた大人な一曲。彼女のスカートのファスナーとヒーロの背中のファスナーとリンクさせる桜井さんはやはしスゴイと思う。とてもさりげないオシャレな繋げ方だ。
08 BirdGage
もはや桜井さんの声しか聞こえない。
もう少しで耳障りな微妙な線の上で、とても心地よいです。
09 LOVEはじめました
例えばそこらへんのバンドが出してもカッコ悪い一曲。
ミスチルだからこんな題名でもカッコイイ・・・んじゃないかな。どうかな。
私がこのたび一番気に入った歌詞がこの歌の中にさりげなく登場します。
ぼおっとしてると聞き逃します。注意です。
10 UFO
このアルバムの中では存在感の薄い曲。でも誰かの一位をさりげなく奪いそうな曲。
11 Drawing
ぼんやりとしていて、ただただ桜井さんの声に溺れていく、静かです。
泣きそうになる。と言ってしまったら嘘っぽいかな。どうかな。
12 君が好き
とりあえず題名がいいから。
歌われてみたいもんです。歌いたいし。
13 いつでも微笑みを
可愛い。とにかく可愛い。
とても好きだ。大好きだ。どうしたらいいんだろう。
14 優しい歌。
コンサートで聴いたときは変なメロディだなと思ってたんですが。
何度も聞いているとはまってくるから不思議。
・・・不思議だ。
15 It's A Wonderful World
この世界はなんて素晴らしいんだ。
美しくて、優しいんだ。
短い曲でまとめです。まとまってます。
これは少しだけ胸が震えたかな。

今回のアルバムは明日とか明後日とか、10年後、100年後を歌った歌のようです。
目の覚めるような青い空の下で聴くのが相応しい。

10周年、おめでとうございます。
これからももう少しだけ、頑張っていただけると嬉しい。
あと100年ぐらい(笑)

一番のお気に入り歌詞を最後に。

坊主が屏風に上手に坊主の絵を書くと言うだろう。
なら僕は、愛してる人に愛してると言う、ひねりのない歌を歌おう。


金田・藍 |MAILHomePage

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