30歳までの Count Down
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インターホンが鳴った。
受話器横のモニターは真っ暗。 つまり、下のエントランスではなく、 すぐそこのドアに誰かいることになる。
誰だよ・・・と思いつつ、「はい。」と出ると 『引っ越しのご挨拶に伺いました。』と男の声。
前のマンションでは新聞屋が『近くに引っ越してきたんでー。』と よく嘘をついて勧誘しに来ていたので、一応確認するつもりで 「どちらへ引っ越してこられたんですか?」と聞くと 『40x号室です。』とその人。
ああ、上に引っ越してきたってことね・・・。
ドアを開けて挨拶を交わすと、 その人が『これ・・・。』と封筒を差し出した。 ご祝儀袋っぽい、いかにも「お金入ってまっせー。」という封筒。
(引っ越してきたくらいで金なんてもらえねー)と思い、
「そんな、受け取れませんよ。結構です。」と断ると 『いいえ、気持ちですから。』とその人。
「受け取れません。」 『気持ちですから。』 「受け取れません。」 『気持ちですから。』 「受け取れません。」 『気持ちですから。』 「受け取れません。」 『気持ちですから。』
の応酬がしばらく続き、最後にはおれが 「じゃあ・・・申し訳ありません。」と封筒を受け取った。
封筒の中には商品券が1枚。
現金だと思ってたわ・・・。 とにかく、大事に遣わせていただきます。
午後、煙草が吸いたくなったので外へ出た。 久しぶりにドーナツとコーヒーを求めてミスドへ。 ドーナツを食べながら本を読んでいると、隣に座っていた 若い女の子二人組が結婚について語っていた。
A『サラリーマンと自営業、どっちと結婚したい?』
B『サラリーマンかな。 自営業は経営が軌道に乗ってないと結婚できないよ。』
A『だよね。でも、サラリーマンでも年収800万くらいは欲しいよね。』
800万はおれも欲しい。
と言うか、もっと世の中を知れ。
40歳まであと3249日
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