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乱歩 [2003年06月05日(木)]
このところ静かにマイブーム、江戸川乱歩の本集め(…)。 今更ながら、あんまり本持ってないことに気づいたのでした。
小学生の頃に少年探偵団シリーズを読破し(この頃…先生に正座させられたり、見知らぬ下級生に注意されたりしてたな…登下校中歩きながら読んでたりとかホームルーム中読んでたりとか…)、実はそれは子供向けで青年向けの本物(ってわけじゃ…)があると知り読み始めるが、学生故に図書館利用。 何時の間にか時が過ぎ、気づけば本持ってないじゃん。もう大人で全集くらい買えるんだからそろそろ揃えてもいいんじゃ? と思い立ったわけですが。
色々あるんです。困りました。それぞれの出版社にメリットデメリットがあるし。 何万円も払って昭和初期〜中期の当時の本とか買う気は全然ないけど、意外に手が届かないのが講談社が15年前?くらいに出した江戸川乱歩推理文庫全65巻。全部揃ってるのが魅力だけど絶版。昔は何処の本屋でもいっぱい売ってたのに〜〜。文庫なのに古本相場1冊800〜1500円。全巻揃いで10万円で出してる古書店あったけど…。個別に安いとこから集めても結局もっとかかっちゃうかもしれないよねぇ。とか葛藤。古書通販で送料やら振込手数料やら。表紙が天野ってのも微妙…いいようなそうでもないような。彼の絵はキライじゃない、寧ろ好きだけど乱歩にはどうなんだろう、という。
春陽堂。今でも手に入るけど春陽堂は異本と言われてるくらい編集部の手がビミョウに入ってるらしいのがちょっとやだな〜と思う。全30巻だったっけ? でも『春陽堂』という言葉の響きが好きだし、当時乱歩独占してた出版社だし、装丁もいいし…探偵小説老舗出版社なイメージがいいなぁ。多賀新の文庫表紙画集は持ってるので表紙絵集めって意味ではいらないんだけど。復刻版という言葉に弱いので、ここの『江戸川乱歩 復刻 創作探偵小説集』の方は新品と古本で集めてみました。
乱歩本人が校正したという桃源社の全集はとても集めるのに苦労しそうだし、高いし…コレクターでないとというイメージ。 他にもあちこちの出版社が出してるけど、全集じゃなくて傑作選、みたいなやつで収録数が少ないのよね。
とりあえずそんなことで悩むのもまた楽しい日々です。 好きな本は?と聞かれたら頭に浮かぶのは『二銭銅貨』と『心理試験』。地味なのかもしれないけど初期の短編ってなんか、いい。 忘れちゃってる話もいっぱいあるんで(死)読み返すのが楽しみ〜。いつ読破できることやらだけど、本は自分が捨てない限り一生ずっと側にいてくれるからね。
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