書簡

病んでます  [2003年02月13日(木)]

最近頭がおかしいです。
何時の頃からかは忘れたけど、一日の大半モニタに向かってて画像処理ソフトなんかもその半分くらいの時間触っているせいで、アナログ作業とデジタル作業の区別が日に日につかなくなってきました。
というより脳が日常の全てをデジタル作業と誤解し始めている…。(職業病なのか、同業の皆さんにも聞いてみたけど「分かる!」と言われる。)

どういうことかというと。
例えば、Macならコマンド+Z、Winならコントロール+Zでひとつ前の作業に戻れるじゃないですか。(まあ左手が勝手に覚えてて、しくじったと認識した瞬間に無意識に手が動いてるんだけど)
これをアナログ作業でもやろうとするんだわ、脳が。最近の例えでは、淡路(わたしのお人形。SD。)の顔をメイクしてた時。ちょっとラインずれたりするとすぐに戻らなきゃ、と思うんだけど…戻れませんよ!そんなの!アナログ作業は前に戻れません!
これは本当に日常化してて、紙に絵を描いてても何時も戻らなきゃと思ってしまう、怖すぎる。

さらに最近では。
アンティークの着物地をネットで探してて、いいなと思う柄があったけど、お人形の着物用としては柄が大きい。いっぱい見すぎてボーっとしてきたわたしの脳は、どこかで、柄何パーセントくらい縮小すればいいかな、と考えているわけ。
無理だよ、そんなの!画面の中の画像で完結するならいいけど、現実の物体である布の柄縮小できるかっつーの!!

病んでるね、現代人。

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高戸キワ